加藤礼次朗「童子」(1994年7月1日発行)

「神掛里霊子アワー 童子(ぼっこ)」

・「夢精怪談」
「毎夜、淫夢を見て、夢精をする増尾快太。
 彼が小さな神社にお参りすると、その中から酒臭い退魔師、神掛里霊子が現われる。
 霊子が言うには、快太は「妖怪やらしん坊」に憑りつかれていると言う。
 その夜、霊子と、快太のガールフレンド潮賀満の二人が、身体中にお経を書きつけた快太を見守る。
 結界にも係わらず、妖怪は現われるが、その妖怪は潮賀満にそっくりだった…」

・「男根童子」(前編・中編・後編・完結編により構成)
「数百年の歳月を経て、封印から解放された男根童子。
 それは巨大な男根の妖怪であった。
 次々と女性を襲い、むりやり捻じ込んでは、引き裂いていく。
 男根童子は、霊子の前に現われるが、それは霊子の先祖に封印された復讐のためであった…」
 カオスなマンガとして、一部で非常に有名であります。
 カオスなだけでなく、このマンガ、メチャクチャ面白いです。
 怪奇、ギャグ、エロ・グロ・ナンセンスの要素を程よくブレンドして、上質のエンターテイメントに仕立てる、この才能…只者ではありません!!

・作者による「あとがき」
・川崎実氏・解説「未使用タイトル集」〜何故か「男根童子」は実相時昭雄氏による題字を毎号載せておりまして、その中で未使用のものを紹介かつ加藤礼次郎先生の人となりを語っております。
・実相時昭雄氏「男根は猫である 〈加藤礼次郎礼賛〉」

平成27年2月3日 ページ作成・執筆

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