井荻寿一「霊能探偵ミコD」(1998年2月1日第1刷発行)

 神宮寺ミコ霊能探偵事務所。
 神宮寺ミコは清楚でありながらも、色っぽい美人霊能師で、どんな霊能相談でも見事解決。
 彼女の助手を務めるのは神田六郎(通称・カンロク)。
 さて、今回の依頼は…?

・「第ニ十八話 イザナギとサザナミ」
「百闢ー渓人師匠と茅乃は旧友の領明(りょうみん)に会うために浅草を訪れる。
 待ち合わせ場所に現れたのは、イザナギとサザナミという二人の娘。
 彼女達は領明の使いを名乗るが、師匠は彼女達の身体から「忌まわしい幻気の匂い」を感じ取る。
 二人は態度を豹変させ、師匠に襲いかかるが、彼女達を操っている人物とは…?」

・「第ニ十九話 暗黒の月のリベンジ」
「師匠は魔法陣に閉じ込められ、茅乃は拘束される。
 そして、ミコのもとには「月下美人」を名乗る人物から茅乃の着物が宅配便で送られる。
 同封されていた短冊には「この着物の主と こぎたない老いぼれ 生かすも殺すも そなた次第」と書かれてあった。
 アズサに連絡と取ろうとするも、バカンス中で、ミコは一人、師匠が囚われている場所に向かおうとすると…」

・「第三十話 仮面の奥の素顔」
「宅配便屋の協力を得て、ミコは月下美人のアジトに見事侵入。
 月下美人の邪悪な妖気にこの声、ミコはどこかで覚えがある。
 月下美人がその仮面を取ると、その人物の正体は…?
 一方、カンロクは事務所に出勤するも、ミコの姿はない。
 短冊から彼女の危機を察するが…」

・「第三十一話 欲望の匣」
「ミコの前に再び現れたアイツ(ネタばれ防止のため)はパワーアップしていた。
 彼は強力な悪霊を呼び出し、ミコを犯そうと目論む。
 その頃、アズサとカンロクはサンコー商事本社に乗り込む。
 しかし、広すぎて、ミコたちがどこにいるかわからない。
 そこでアズサはカンロクを無人の会議室に引っ張り込んで…」

・「第三十二話 砕けた希望」
「悪霊の圧倒的なパワーにミコの貞操は大ピンチ。
 防御壁は薄いパンティだけで、ミコはある決心をする…。
 一方、幽体のアズサは魔法陣から出てサザナミにいたずらしている師匠を発見。
 更に、茅乃もそこに駆け込んできて…」

・「第三十三話 熱い力」
「ミコの掌破天は悪霊は吹き飛ばしたものの、肝心のアイツには避けられてしまう。
 しかも、ミコの性欲は暴走し、更なる窮地に陥る。
 その頃、アズサたちは封じられた領明を救出。
 ミコのもとに向かうが、その部屋は内側から結界が張ってあった。
 カンロクはミコを救えるのだろうか…?」

・「第三十四話 ゆがんだ愛情」
「神宮寺ミコ探偵事務所の真向いにある建物の部屋には、須藤というストーカーがミコを見張っていた。
 彼はミコとカンロクの仲を知り、行動に移し始める。
 手始めに、彼は電波な文章を記したノートと手紙を探偵事務所に送りつける。
 カンロクは手紙を読み、それに書かれた待ち合わせ場所に向かうが、その直後、ミコに除霊依頼の電話がくる。
 依頼主の住所はすぐ近くで、彼女がその部屋を訪れると…」

・「第三十五話 ねじれた愛情」
「須藤は麻酔薬でミコを気絶させ、椅子に手足を縛り付ける。
 更に、意識のない彼女の着物を脱がせ、セクシーなランジェリーを着せた後、彼は食事を買いに外出する。
 目覚めたミコは自分が拘束されたことを知るのだが…」

・「第三十六話 閉ざされた愛」
「須藤はミコをボンテージ姿にし、目には目隠し、口にはボールギャグを咥えさせる。
 ミコは恐怖に慄くが、その時、カンロクが彼の部屋を訪ねてくる。
 カンロクは事務所の電話のメッセージ録音を聞いたのであった。
 須藤は、除霊は済んでミコは帰ったと答えるが、再びカンロクが訪ねてくる。
 囚われのミコの運命は…?」
(「YOUNG HIP」1996年12月号〜1997年8月号掲載)

2023年11月15・17日 ページ作成・執筆

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