前田俊夫「おっかけ堕天使」(1990年6月10日初版発行)
「東京。19XX年。
私立東花学園一年生、愛原瞳は、ある夜、部屋にいた時、全身が光に包まれ、意識を失う。
実は、その時、第45星雲から特殊任務で地球を訪れた女エイリアンと同化したのであった。
その特殊任務とは、メスの体液を吸い続けていないと生きていけないという変態エイリアンを捕獲すること。
また、このエイリアンは自由自在に変化できる特技を持っており、地球に永住しようと企んでいた。
エイリアンが男教師に姿を変えていることを知り、瞳は、女エイリアンの子分、カバヤンと共に、洋光学園に探りを入れる。
だが、エイリアンに操られる女教師や、彼女に洗脳された男子生徒に襲われる。
彼女達と変態エイリアンの戦いの結末は…?」
「うろつき童子」(未読)で一世を風靡した前田俊夫先生の作品です。
モンスター(と濡れ場)の描写はしっかり力が入っておりますが、ノリは軽く、ストーリーはサクサク進んでいきます。
私が残念に思ったのは、変態エイリアンに操られる女教師の設定が曖昧なこと。
エイリアンに中身を食べられて、人間でなくなっているのかと思いきや、後半、普通の人間に戻ってました。
そこが気になると言えば、気になりますが、ぶっちゃけ、濡れ場の前では些細なことだったりします。
2020年4月23日 ページ作成・執筆