朝松健・語り/JET・画「KEN & JETの魔界召喚」(2014年8月30日第1刷発行)
・「KEN & JETの魔界召喚T」(1992年「ほんとにあった怖い話」5月号掲載)
「1980年代前半。
朝松健氏は某出版社でオカルト関係の担当編集者をしたいた。
ある時、彼はマックス・フォン・ブラウナーというアメリカの魔術師を紹介される。
ブラウナーはヴードゥー教の司祭で、クトゥルーの神々を甦らせる計画をしていた。
彼の著書を翻訳出版しないかと預かるのだが、その本をめぐって、次々と怪異が起こる…」
・「KEN & JETの魔界召喚U」(1996年「ほんとにあった怖い話」11月号掲載)
「ブラウナーの本を自宅に持ち帰り、散々な目にあった朝松健氏。
彼はその本を会社で保管する。
すると、今度は会社で騒動が続発して…」
・「KEN & JETの魔界召喚V」(1998年「ほんとにあった怖い話」1月
号掲載)
「霊感を持つ朝松健氏による「変なものを見た」体験談を三つ。
一つ目は、北海道にいた頃、終バスを停留所で待っていた時に視た、白無垢姿の花嫁の話。
二つ目は、東京で、同じく霊感体質の友人と、夜空に半袖の開襟シャツが浮かんでいるのを見た話。
三つめは、その友人がバイクで帰宅途中、夜道でカートを押す老婆に追われる話。
・「KEN & JETの魔界召喚W」(1998年「ほんとにあった怖い話」7月号掲載)
「朝松健氏は光文社文庫の書下ろしとして「妖臣蔵」の執筆に取りかかる。
「妖臣蔵」は「忠臣蔵」を素材にした伝奇小説であった。
執筆に熱が入り始めた頃、様々なトラブルに見舞われるようになる。
トラブルの中には、ネズミが関わっているらしいものが幾つかあった。
あらゆることがうまくいかず、1995年11月7日、遂に限界に達し、氏は危篤となる。
氏を襲った「祟り」の正体は…?」
・「KEN & JETの魔界召喚X」(1999年「ほんとにあった怖い話」1月号掲載)
「至るところでトラブルを巻き起こしたブラウナーの本。
朝松健氏は昔からの友人であるS氏にその本を押し付ける。
S氏は「魔術と魔女の研究家で、自身も魔術結社を主宰している専門家」であった。
当然、S氏の身の回りでも異変が起こる。
この本を封印すべく、朝松健氏とS氏は世界中の魔術関係者に手紙を出す。
すると、南アフリカ在住の魔術師、W・L・バナー氏から返信が届く。
手紙には「モザンビークに古くから伝わる呪術」が書かれていたのだが…」
・朝松健「『KEN & JETの魔界召喚』あとがき」(書き下ろし)
2022年4月18日 ページ作成・執筆