松久由宇・画/ケネス・リング・原著「マンガ ニア・デス!」(1992年7月23日第一刷発行)

 内容
・プロローグ
・Data.1 死の扉 ―死に方による違いはあるか?―
・Data.2 魅惑の光景 ―臨死体験の質について―
・Data.3 光の彼方へ ―臨死体験の解釈―
・Data.4 肉体を超えて ―超心理学的説明とホログラフィー的仮説
・エピローグ
・解説 「臨死体験研究の歩みと本書」(評論家・中村定)

 昔、「臨死体験」研究がブームになった頃に出版された、ケネス・リング「いまわのきわに見る死の世界」(原題「LIFE at DEATH」/中村定・訳)のコミック版です。
 臨死体験を「科学的」に研究したものなので、内容は興味深いものの、堅苦しいです。
 そこを、ベテランの松久由宇先生は、ナイス・ミドルなリング博士と美人秘書との対話形式にして、読みやすくしてます。
 でも、第四章はかなりキツいです…。(ホログラフィーって結局、何なんだ?!)
 とにかくも、「死」という現象を「科学」を用いて「解釈」しようとする…なかなかに「イバラの道」です。
 私のようなチャランポランは「信じる者は救われる」でい〜じゃんと思ってしまいますが、科学者はそうはいかないものなのでしょう。

・備考
 カバー痛み。ハードカバー表紙の下部の隅っこ、小欠損(鼠に齧られた)。巻頭のカラー口絵、折れ痕あり。

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