「ホラーグルメVol.4」(2015年12月29日初版発行/値段の記載なし)
収録作品
・DATゾイド「血みどろホラー漫画の世界@」
三智伸太郎「助けてよ母さんのがい骨」、川島のりかず「化けもの赤ちゃん」を紹介。
・鯛夢暮喚(たいむぼかん)「自販機の彼女」
「雪山で遭難した青年。
吹雪の真っ只中、彼は何故か雪山で飲料自販機を発見する。
温かいコーンポタージュを飲もうと、彼は自販機に紙幣を入れようとするが、手がかじかんで何度やっても上手くいかない。
彼があきらめかけたその時、自販機のパネルの女性が話しかけてくる…」
・かずはしとも「冬眠」
「父親に捨てられ、若い母親からネグレクトされている男の子。
彼の心の拠り所はハムスターの「ちーた」だけであったが、冬のある日、ちーたは死んでしまう。
ハムスターを病院に連れて行くよう懇願するが男の子を、母親はガムテープで口と塞ぎ、手足を縛った状態でベランダに放置。
男の子はハムスターの死体を握りしめ、生き返るよう祈り続ける。
翌朝、男の子が目覚めると…」
・きもとのりこ「寒い冬の日に」
「昔住んでいた町を久しぶりに訪れた若い女性。
彼女は、小さい頃、住んでいた市営住宅に寄ってみる。
古くなったが、変わりない市営住宅を前にした彼女はふと幼い頃の記憶が蘇える。
彼女の友達に「まさゆき」という男の子がいて、彼は幽霊を視ることができた。
彼は「死んじゃう時って痛いのかな」と呟くが、しばらく経った頃、彼は一家心中の犠牲となる。
彼女がまさゆき君について思いを巡らしていると、彼女の前に、彼が現れる…」
・白井幸子「愛の鮮度」
「結婚を前に、冷蔵庫だけは買い替えると張り切る女性。
家電量販店であれやこれやと迷っている時、恋人から重大な告白をされる…」
・七色虹子「冷凍人間」
「暖房のきいた中で、アイスを食べまくる、おデブOL。
冬のある日、都内で謎の凍死事件が次々と発生。
犠牲者は、彼女と同じように太った男女であった。
その原因とは…?」
・有田景「ふわふわちゃん」
「かき氷と、熊のぬいぐるみが大好きな若い娘。
おいしい氷を食べることが彼女の願い…」
・稲垣みさお「半身少年と偽薬先生」
「神成という医師に弟子入りした青年、社本。
彼の目的は、神成に復讐するためであった。
幼い頃、彼の姉は不治の病に伏せていた。
神成は姉の病気を治す薬と称して、薬を高い金額で両親に売りつけるが、数日後に姉は死亡、そして、両親も自殺してしまう。
だが、数年後、社本は薬が単なる小麦粉であることを知り、復讐を決意する。
社本は神成の弟子として診療所で働くようになるが、神成の治療はメチャクチャであった。
神成は薬を益のないものとみなし、患者に「薬が効くという暗示」をかける「プラシーボ(偽薬)効果」のみを治療方針とする。
社本は神成に毒を飲ます機会を窺い、遂に成功させる。
だが、神成は社本に対し、ある企みを秘めていた…」
・DATゾイド「血みどろホラー漫画の世界A」
いけうち誠一「呪いのかつら」、好美のぼる「呪いのウロコ少女」を紹介。
・「ウィジャのお悩み相談盤」(和田みずな・作)
・「地獄のシェフ名鑑」(背景/月丘リリィ)
・表紙イラストは七色虹子先生、裏表紙の「呪術の魔子ちゃん」は和田みずな先生
2017年11月29日 ページ作成・執筆