うぐいす祥子「虐殺者の王」(2009年2月22日発行)

・「囚われ人」
「アキラとジュンは若いコソ泥・カップル。
 アキラが人気のない洋館に盗みに入る間、ジュンは玄関の外で見張りをする。
 五分で戻ってくるはずが、いくら待ってもアキラは戻って来ず、ジュンは彼を捜しに中に入る。
 地下室の扉が開いており、ジュンが地下に降りると、一人の青年が監禁されていた。
 彼の片手には壁に固定された鎖の手枷がはめられており、恰好はボロボロ。
 青年はジュンに助けを求め、箱の上の鍵で鎖を外すよう頼む。
 その時、階段を降りる音が聞こえ、青年はジュンに隠れるよう警告する。
 ジュンはタンスに隠れ、外を覗き見すると、顔中に包帯を巻いた奇怪な男が現れる。
 男は袋の中から若い娘を出すと、蛮刀でその首を切断。
 更に、彼は鍵がないことに気付き、何者かが屋敷に忍び込んだことを知る。
 男がタンスの中を検めようとした時、階上から物音が聞こえ、男はそちらへと向かう。
 ジュンは青年を解放し、屋敷から逃げようとするのだが…」

・「虐殺者の王」
「警察は奇怪な連続殺人に頭を悩ませていた。
 半年の間で犠牲者は七人に及び、殺害方法は様々であったが、遺体からは必ず心臓が持ち去られていた。
 しかも、犯行は極めて雑だったにもかかわらず、目撃情報・遺留品が非常に乏しく、犯人の特定にはいまだ至っていない。
 そんな中、唯一、犯人の手掛かりを得るチャンスになるかもしれないものはトシオとマコの幼い兄妹(両親を亡くして孤児)であった。
 マコは霊視能力に恵まれていたが、トシオはその能力のせいで親戚の家を追い出され、警察への協力を渋る。
 だが、明るく純粋なマコは警察の申し出に喜んで応じ、遺留品から犯行を霊視する。
 だが、犯人に霊視されていることを気づかれてしまい…」

 うぐいす祥子先生の同人誌です。
 二作品とも傑作ですが、以前に読んだことのある作品ですので、個人的には巻末の広告が興味深かったです。
 怪奇作品集第二弾と銘打たれた「殺せっ!神のため地球のため…」は「ときめきのいけにえ」のもとになったのでしょうが、これって実際に描かれているのでしょうか?
 「たけのこ姉妹シリーズ 犬小僧の復讐」は読んだことがないので、早く入手したいものです。(なかなか厳しいけど…)

2025年12月28日 ページ作成・執筆

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