真山創宇「むき出しの愛」(2020年6月8日発行)

「万里は、憧れの榎本先輩の横に、行方不明になった桂という少女の幽霊を視る。
 桂は、頭皮を剥がされ、脳ミソがむき出しになっていた。
 その翌日、桂と仲が良かった相馬という少女も、同じく脳ミソむき出し幽霊となって、榎本先輩にとり憑いていた。
 万里は、榎本先輩に、放課後、家に遊びに来ないかと誘われ、仲良くなるチャンスと応じる。
 彼は、大きな家に一人で暮らしており、彼の部屋は地下にあった。
 その部屋に向かう途中、彼は、居間にあった人形について話す。
 その人形は母親の趣味で、三歳違いの妹に同じ格好をさせていたらしいのだが…」

 「首吊りスカーフ」の続編で、「万里ちゃん恋愛話」三部作の完結編です。
 とは言え、連続したストーリーというワケではないので、単品でも問題なく楽しめます。
 まず、表紙のイラストがステキ。
 真山創宇先生の同人誌の表紙はどれもイカしてますが、個人的に一番好きです。
 表紙イラストとタイトルからわかるように、今回もグロ&リリカル(?)な内容ですので、怪奇マンガが好きな方には充分、お勧めです。

2020年12月9日 ページ作成・執筆

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