呪みちる「解剖実習/寝台飼育」(2016年頃発行)

 収録作品

・「寝台飼育」(2001年「ヤングキング・アワーズガール」(少年画報)6月号掲載)
「短大に通うため、東京のマンションに住むことになった山田よし子。
 部屋には、摩訶不思議な彫刻が施されたベッドが残されており、寝心地も抜群。
 コンパの夜、友人のみどりは、泥酔した、よし子を部屋に連れて帰る。
 よし子の服を脱がす時、みどりは、よし子の背中に、設計図のような描線が写っているのを目にする。
 その夜、よし子の寝ているベッドに奇妙な気配を感じ、みどりが目を覚ますと…」

・「解剖実習」(2008年「月刊あなたが体験した怖い話」掲載/作者によると、フィクションだそ〜な)
「鍼灸師を目指して、専門学校に通う女性。
 国家試験を受ける為に、解剖学の単位が必要で、彼女は、解剖実習に参加しなければならない。
 しかし、彼女はグロ耐性が低く、実習時間は苦痛の一言。
 それでも、堪え忍んでいたが、他の実習生の「壁に耳(本物)あり」等のギャグに緊張の糸が切れてしまう。
 授業の後、更衣室で彼女は、先程の解剖死体の胸腺がポケットに入っていることに気付く。
 記憶にはなかったが、どうもハイ・テンションだった時に、死体からむしり取って、ポケットに入れたらしい。
 誰にも言うワケにはいかず、帰り道、彼女はその胸腺をゴミ箱に捨てる。
 一年後、国家試験を控えた彼女の胸のあたりに奇妙なアザができる。
 また、彼女の周囲で、原因不明の異臭が漂うようになる。
 彼女にはその臭いはわからなかったが、薬品のような生臭い臭いらしい。
 アパートに引きこもるようになった彼女は、ある夜、その臭いで目を覚ます。
 彼女の前に現れたものとは…?」

2019年9月13日 ページ作成・執筆

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