五島慎太郎「少女が殺される@」(1980年8月10日発行/黒106)
五島慎太郎「少女が殺されるA」(1979年10月1日発行/黒112)
・単行本@
「ドロシーは、親友のマリーに会うため、ボイドクリークという田舎町を訪れる。
マリーは女優になろうとハリウッドへ出た後、モートン・ディートリッヒという往年の大女優の付き人になり、彼女の邸のあるボイドクリークへと移り住んでいた。
マリーからは「ここには悪魔がいて、殺される」と、助けを求める手紙がドロシーに届くが、彼女はそれを冗談だと考える。
ドロシーはモートンの邸を訪問するも、マリーはここにはおらず、町はずれのジャクソンの邸にメイドにやったと言われる。
しかし、ジャクソン家ではメイドなんか雇っていないと言われ、ドロシーは奇異に思う。
実際にマリーの身に何か危険が迫っているのでは?と考え、ドロシーはモートンの邸に忍び込む。
邸の地下で彼女が目にしたのは、魔法陣の中で悪魔と契約を交わしているモートンの姿であった。
その場から逃げ出そうとした時、彼女はマリーと再会。
今見たのは「芝居の練習」で、今までのことはジョークだったと説明される。
ドロシーは地下から出るが、今度は、「魔女ハンター」を名乗る男達に捕まり、拷問を受けそうになる。
彼らから逃げ、ドロシーはモートンに匿われ、彼女の邸に泊まることとなる。
翌日の八月一日午後十時、ドロシーは、ホテルの従業員のエディと共に、マリーのお披露目パーティに参加するのだが…」
・単行本A
「悪魔達は、ドロシーを生贄に捧げようと、執拗に襲ってくる。
その危機を救ったのが、ジョナサン牧師と、今世紀最大のエクソシスト、ダニエル神父であった。
彼らは、悪魔達の総元締めが、この町に封印されていた大悪魔アスタロトであることを知り、命を賭けて立ち向かう。
神と悪魔、勝敗の行方は…?」
ひばり書房黒枠期の「悪魔ばらい」を改題して再録したものです。
一通り、チェックしましたが、内容に変更は、最終ページ(注1)以外は、変更はないと思います。
でも、黒枠単行本にあった読者コーナーがないのは寂しいなあ…。
・注1
ヒバリヒットコミック版は最終ページの下部に奥付けを入れたため、上部のコマが削除。特に、単行本Aの方は、削除されたコマのセリフが、前ページのコマに挿入されている。
・備考
「少女が殺されるA」はジャンクに近い。単行本の始めと終わりあたり、割れまくり。始めの方の割れにはテープ補修。
2021年11月19日 ページ作成・執筆