川島のりかず「墓場から戻った少女」(1985年1月16日発行/青71)

「瀬木真理絵は墓場で目を覚ました。
 彼女は何故こんな所にいるのかわからない。
 また、姓は瀬木なのに青山になり、小学四年生だった自分が中学二年生に成長していた。
 また、東京に住んでいたはずのに、今いるのは静岡だった。
 東京に戻り、両親のもとに戻ると、両親は彼女の帰還を喜んでくれる。
 四年前、彼女は小学校に出かけたきり、消息を絶っていたのだった。
 彼女は四年前の生活を取り戻すが、彼女の周囲で異変が相次ぐ。
 自分が命を狙われていることを悟った彼女は、空白の四年間の秘密を探るために、静岡に向かう。
 そこでは、彼女は不良少女として恐れられていたらしい。
 過去の自分を知る人を渡り歩くうちに、恐ろしい秘密が明らかになる…」

 個人的な推測ですが、ヒバリ・ヒット・コミックにおける川島のりかず先生の第一作ではないでしょうか?
 ある程度練られたミステリーになっており、読み応えはあります。
 が、ラスト近くで、関よしみ先生の「ガラスの標的」(藤本ひとみ・原作)ばりのゲテモノになるのが何とも…。

 
平成27年1月2日 ページ作成・執筆

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