川島のりかず「生首が帰って来た」(1987年10月6日発行/青201)

「信男と留名は二人きりの兄妹。留名はブラコンで、兄を慕っていた。
 が、二人が趣味の蝶採集に出かけた際に、信男は里子と知り合う。
 二人は急速に惹かれ合い、留名は里子を憎み始める。
 留名は呪術に詳しい女友達に人を呪う方法を教わり、里子に呪いをかける。
 留名の願いが叶い、新婚旅行の最中、里子は烏の大群に襲われ、左目の眼球を突つき出されるという事故に遭遇。
 そして、信男と里子の仲は急速に悪化。
 しかし、留名が里子に呪いをかけたことを知った里子は、同じように留名に対して呪いをかける。
 獣憑きとなった留名は除霊に失敗、里子との血みどろの争いへと発展する…」

 鶴岡法斎・編「呪われたマンガ・ファン」にて復刻されております。
「悪魔の花は血の匂い」と並んで、川島のりかず先生の代表する作品ではないでしょうか?(繰り返しますが、傑作ではありません。)
 徹底したバッド・テイストでラストまで一気に突っ走るあたりの疾走感は爽快の一言。
 この二冊を読めば、川島のりかず先生のマンガがどういう感じが掴めると思います。
 ちなみに、川島のりかず先生のマンガには、烏に眼球を摘出される描写が多いです。
 このマンガにある、烏の大群に襲われる描写は、「オーメン2」を連想させます。
 が、やはり、大本にあるのは、アルフレッド・ヒッチコック監督「鳥」のトラウマだと推測します。

平成27年1月18日 ページ作成・執筆

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