江戸川エドガワ
「寄生列島@」(2020年7月6日第1刷発行)
「寄生列島A」(2020年11月6日第1刷発行)
「寄生列島B」(2021年3月5日第1刷発行)
「寄生列島C」(2021年8月5日第1刷発行)
「寄生列島D」(2021年12月6日第1刷発行)



・「第1話 終わった家族」(単行本@/「ヤングマガジン」2020年第14号)
「千堂千尋の両親は半年前に離婚する。
 医者の父親はダメ人間であったが、千尋は父親について行くことを決め、花山島へ移住する。
 そこで診療所を開くも、島の人は千堂父娘に対して非常に排他的で、徹底して受け入れようとはしない。
 ある夜、父親は中島三郎という漁師が巨大な鯛を釣った事に対する祝宴で呼ばれ、飲み過ぎて粗相をする。
 千尋は父親の情ない姿や排他的な島民に疲れ果て、外で一休みしていると、女の子が夜道を歩いている。
 それは中島三郎の娘の莉子で、父親を捜していた。
 千尋は莉子を家に招き、父親が迎えに来るまで楽しく過ごす。
 次の日の夜、中島三郎が何者かに惨殺される。
 莉子は家の外で一人震えていた。
 何故か殺人容疑は千尋の父親にかかり…」

・「第2話 仮面教師」(単行本@/「ヤングマガジン」2020年第15号)
「同じ夜、駐在も鉈で頭を叩き割られる。
 島は物々しい雰囲気に包まれる中、千尋は普段通りに登校する。
 彼女のクラスの担任は島常という男教師で、彼は男女を問わず学校一、人気のある先生だった。
 彼は千尋に放課後、見せたいものがあると言い、二人は人気のない山の階段を進む。
 千尋は島常に不審を抱くが、階段を登りきった場所には絶景が広がっていた。
 島常は彼女を励まし、力になれることがあるなら頼って欲しいと言う。
 彼女は彼の言葉に心を打たれるが…」

・「第3話 父親」(単行本@/「ヤングマガジン」2020年第16号)
「千尋は島を出る決心をする。
 しかし、島民たちの間に誤解が広がり、全て彼女の責任となる。
 彼女の家に島民が押し寄せるが、それに正面から対応したのは彼女の父親であった…」

・「第4話 愛しい寄生虫」(「ヤングマガジン」2020年第17号)
「診療所が火事で焼け、本土への連絡船は全て欠航し、千堂父娘は途方に暮れる。
 その時、一人の青年が声をかけてきて、彼が学生の頃、使っていた蔵に二人を案内してくれる。
 彼は町内会長の鴻島の息子の真で、父親のことを苦々しく思っていた。
 更に、島では『禊』の儀式が始まり…」

・「第5話 禊と倖女」(単行本@/「ヤングマガジン」2020年第18号)
「この『禊』の儀式は島で五百年前から続いており、島の不浄な穢れを引き受ける巨大な藁人形を広場で焼き清める。
 それと同時に、島に災難が続いた時には島の神の怒りを鎮めるために、「倖女」に選ばれた娘が処女を島の神に捧げることとなっていた。
 この度、倖女に選ばれたのは大島奈々子という娘。
 奈々子には小島貫太という恋人がおり、彼はこんな風習に反対していたが…」

・「第6話 暗い海」(「ヤングマガジン」2020年19号)
「倖女に選ばれた奈々子は長老の意にどこまでも添わなければならない。
 そこへ貫太が現れ、奈々子を連れて逃走する。
 友人の協力を得て、二人は灯台のある場所にまでたどり着くが…」

・「第7話 島から出ていけ」(単行本@/「ヤングマガジン」2020年第20号)
「島中が慌ただしく、千堂父娘は様子を見に行く。
 どうにもおかしいことばかりだが、こういう状況でも島民が外ものに対して排他的であることは変わりなかった。
 そんな時、海岸で二人は貫太が打ち上げられているのを発見する…」

・「第8話 あたたかいから」(単行本@/「ヤングマガジン」2020年第21号)
「突如、海から現れたウェットスーツの男性。
 彼は国立感染症研究所寄生動物部の蜷川理一郎であった。
 とりあえず、千堂父娘は貫太と蜷川を蔵に連れて行く。
 蜷川は、この島は突然変異の寄生虫の感染が疑われているため、海上封鎖されていると千尋たちに打ち明ける。
 この寄生虫に関してわかっていることは現在、たったの二つ。
 一つ目は人の倫理観を失わせること。
 そして、二つ目は目以外には体に変化が起こらないこと。
 本人に自覚症状がなく、行動はいつも通りであるから、誰が感染者かわからない…」
・「第9話 私が守る」(単行本A/「ヤングマガジン」2020年第24号)
「唯一の脱出方法である漁船に火が放たれる。
 それは莉子の仕業であった。
 そこに島民がやって来て、千尋の話を聞かずに、彼女たちを犯人扱いする。
 島民は莉子を千尋から引き放そうとした時、千尋は莉子を守る決意をする…」

・「第10話 島民裁判」(単行本A/「ヤングマガジン」2020年第26号)
「千堂親子は長老をはじめとする八大老と町内会長の前に引き出され、神社で島民裁判を受けることとなる。
 だが、はなっから二人を犯人扱いで、まともな裁判ではない。
 町内会長は千尋にその身体をもって島に尽くす覚悟があれば、島の家族として受け入れると言うのだが…」

・「第11話 土牢の飯」(単行本A/「ヤングマガジン」2020年第28号)
「島では本土との連絡が絶たれたため、非常食や保存食を学校に集める。
 長老の命令と島常先生の励ましで、生徒たちは皆、張り切って仕事を進める。
 一方、千堂父娘は土牢へと監禁されていた。
 町内会長はしつこく千尋を「島の家族」として、「島のためにその身を尽くしてもらう者」として迎えようとするが…」

・「第12話 委員長と野球少年」(単行本A/「ヤングマガジン」2020年第30号)
「委員長の小川加奈は島常先生に想いを寄せていた。
 幼なじみで野球部の駒井功太はそれが気に入らない。
 加奈と功太は二階の教室に集められた食料をまとめ、功太が島常先生のもとにチェックリストを持って行く。
 加奈が一休みしていると、そこに漁師の大島が現れる。
 大島は血まみれで、突然、食料を食べ始め、加奈が止めると、大島は襲いかかってくる。
 加奈の窮地を功太は救い、二人で職員室に行こうとするが…」

・「第13話 がんばろう」(単行本A/「ヤングマガジン」2020年第32号)
「その場に島常先生が現れるが、状況は悪化の一途をたどる。
 呆然とする加奈の前で島常は…」

・「第14話 自警団発足」(単行本A/「ヤングマガジン」2020年第34号)
「加奈と功太の件で、生徒会長&空手部主将の桂は運動部の幹部を集め、自警団を結成する。
 彼らの目的は自分たちの身は自分で守るだけでなく、食料を守り、大人を支配する側に回ることであった。
 いじめられっ子の松野は自警団に参加するかどうか迷うのだが…」

・「第15話 害獣と共生」(単行本A/「ヤングマガジン」2020年第36・37合併号)
「千堂父娘は土牢から出される。
 町内会長は千尋の父に蜷川と共に大島の容態を診るよう命じられる。
 そして、千尋は貫太と共に自警団に支配された学校に潜入することとなる。
 千尋はお祭り気分の少年少女たちに半ばあきれ、半ば困惑する。
 しかも、自警団に松野の姿があるのだが…」

・「第16話 制裁という名の死」(単行本A/「ヤングマガジン」2020年第39号)
「松野は『力』を得たことで、自分を蔑んだ女子生徒に復讐をする。
 逃げた女子生徒を松野は追うが その彼に千尋は正面から対峙する…」

・「第17話 暴走する学園」(単行本A/「ヤングマガジン」2020年第41号)
「桂の暴走により、学校は出入り口が封鎖され、逃げる者には容赦なく制裁が加えられる。
 千尋たちは学校内に閉じ込められ、逃げる術はない。
 女子生徒たちが空手部員たちの性欲処理道具にされそうになるに至って、千尋は桂に直談判を申し込む…」

・「第18話 終わりの始まり」(単行本A/「ヤングマガジン」2020年第43号)
「千堂千尋を助けるため、貫太と功太は空手部員たちに挑む。
 女子生徒たちも協力して、空手部員たちを妨害し、その隙に封鎖された出入り口を破壊しようとするが…」

・「第19話 地下施設の秘密」(単行本B/「ヤングマガジン」2020年第45号)
「町内会長と蜷川の会話を立ち聞きし、千尋は給水塔に秘密があることを知る。
 それを確かめるため、貫太・功太・加奈と共に彼女は給水塔の地下に降りる。
 そこには大量の寄生虫が蠢いていた。
 更に、そこで彼らは町内会長の息子、鴻島真と再会する。
 彼もまた、島の異変を察知し、ここが怪しいと睨んでいた。
 真によると、ここは戦前に島の貯水施設として作られたと言う。
 だが、それにしては施設は大きすぎ、別の目的があるようなのだが…」
・「第20話 花葬式」(単行本B/「ヤングマガジン」2020年第47号)
「給水塔から出た後、千尋は真と共に町内会長のもとへ向かい、他の三人は家族のもとに戻り、寄生虫について話をすることとなる。
 町では亡くなった島民の花葬式が盛大に行われている最中であった。
 千尋は町内会長に寄生虫の件を訴えるものの…」
・「第21話 信頼できない男」(単行本B/「ヤングマガジン」2020年第49号)
「本土から船が到着するが、乗っていたのは防護服を着た一団であった。
 トップは厚生労働省の蟹江という男で、彼は町内会長に全島民の検査をすると告げる。
 千尋はとりあえず、一安心するが、既に島では…」

・「第22話 逃亡」(単行本B/「ヤングマガジン」2020年第51号)
「千尋に寄生虫の感染源の疑いがかけられる。
 彼女は半裸で町中を徘徊していたという目撃情報が多数寄せられていた。
 彼女は蜷川の助けを得て、山中に逃げ込む。
 蜷川の推測によると、真の犯人は…」

・「第23話 持たざる狩人」(単行本B/「ヤングマガジン」2021年第1号)
「千尋をおびき寄せるため、彼女の父は捕らえられ、島に伝わる拷問を受ける。
 更に、島を守るための隠密部隊が彼女に迫る。
 それを率いるのは柿島という青年であった。
 蜷川に機転で、千尋はどうにか逃げ延びるのだが…」

・「第24話 接吻」(単行本B/「ヤングマガジン」2021年第4・5合併号)
「父親の命が危ないことを知り、千尋と蜷川は父親の拘束されている廃棄場へと向かう。
 彼らの前に柿島の一団が立ちふさがるが、それに対して蜷川が打ち出した手とは…?」

・「第25話 君は誰だ?」(単行本B/「ヤングマガジン」2021年第7号)
「椅子に縛り付けられた父親のもとに千尋が助けにやって来る。
 だが、父親は彼女に違和感を感じ…。
 そして、島で感染を拡大させていた『スーパー・スプレッダー』の正体が明らかとなる…」

・「第26話 破棄された島」(単行本B/「ヤングマガジン」2021年第9号)
「蟹江によって島は救われたかと思われたが、実際は治療法もワクチンもなく、島は政府により『遺棄』されることとなる。
 千尋たちは眠らされ、その間に蟹江の一団は島から姿を消す…。
 一方、蜷川は柿島たちに拷問を受けていた。
 だが、タフな蜷川はそんなものは歯牙にもかけず、柿島に共闘を持ちかける。
 蜷川の切り札とは…?」

・「第27話 贄火」(単行本B/「ヤングマガジン」2021年第11号)
「千堂父娘は発電所への放火犯人の濡れ衣を着せられ、千尋は厄災を祓うための『贄火』にかけられることとなる。
 父親は彼女を救おうとするが…。
 その頃、貫太は祖父に島の貯水施設の件を訴えていた。
 祖父は全てを承知しながらも、島を離れることを拒否するが…」

・「第28話 蜷川と陰の男」(単行本C/「ヤングマガジン」2021年第13号)
「巨大な藁人形に火がつけられ、千尋は絶体絶命。
 その時、蜷川が島民たちの間に現れる。
 続いて、貫太も駆けつけるが、島民たちの様子は普通ではない。
 蜷川が花火で島民たちを攪乱した隙に、軽トラックが突っ込んできて…」

・「第29話 島からの脱出」(単行本C/「ヤングマガジン」2021年第15号)
「千尋は島民たちの手から逃れるものの、父親はひどい傷を負う。
 貫太の家で保健室の先生(名前は不明)が応急処置をしてくれるが、一刻も早く本土に連れて行かねばならない。
 貫太の祖父が修理中のボートを持っており、貫太はその修理を済ました後、夕方には島を脱出することを決める。
 貫太は功太と加奈に同行するかどうか尋ね、功太は加奈に一緒に行こうと言うが…」

・「第30話 粛清を始めよう」(単行本C/「ヤングマガジン」2021年第17号)
「漁船を修理して、貫太の家に戻る途中、千尋と貫太の前に桂と空手部の部員たちが立ちはだかる。
 彼らは全員、寄生虫に感染していた。
 貫太は自分が彼らに立ち向かっている隙に千尋に逃げるよう言うのだが…。
 感染者で溢れかえった島から彼らは脱出できるのであろうか…?」

・「第31話 かすかな光」(単行本C/「ヤングマガジン」2021年第19号)
「ボートは千尋父娘、貫太、功太、加奈を乗せ、本土を目指す。
 雨が止んで、日が差し、彼らの心にも希望の火が灯る。
 しかし、ボートを運転していた加奈が突如…」

・「第32話 告白と絶望」(単行本C/「ヤングマガジン」2021年第21号)
「トラブルに見舞われるものの、ボートは本土に向けて進む。
 しかし、彼らの目の前には…」

・「第33話 粛清を始めよう」(単行本C/「ヤングマガジン」2021年第24号)
「結局、千尋たちは島に戻らざるを得なくなる。
 島はあちこちで火の手が上がり、混乱の極みにあった。
 更に、千尋たちの前に変わり果てた莉子が立ちはだかる…」

・「第34話 地下避難所」(単行本C/「ヤングマガジン」2021年第26号)
「蜷川に助けられ、千尋たちは地下貯水施設に行く。
 そこには未感染者が避難生活を送っていた。
 そして、蜷川はこの島で過去に起こったこと、寄生虫の正体について憶測を語る…」

・「第35話 検査」(単行本C/「ヤングマガジン」2021年第28号)
「急ごしらえの避難所のため、食料も物資もそこまでもたない。
 そんな中、貫太は千尋に優しく接してくれる。
 人々が疑心暗鬼に陥る中、蜷川は今、寄生虫ワクチンを開発中で、距離をとって濃厚接触を行わなければ感染は防げると話す。
 そして、感染者かどうか見分ける簡単な方法として、顔を一分、バケツの水に浸ける方法を教えるのだが…」

・「第36話 終わった島」(単行本C/「ヤングマガジン」2021年第30号)
「貫太は寄生虫に感染していた。
 彼は島の大人たちのエゴイズムを糾弾するが、彼らは聞く耳を持たず、それどころか、今まで仲間だった彼にリンチを加える。
 貫太は蒲団でグルグル巻きにされ、島の山中に捨てられるが…」

・「第37話 希望を…」(単行本D/「ヤングマガジン」2021年第32号)
「千尋はここでも居場所がなく、蜷川に会いに行く。
 蜷川はワクチン完成まであともう少しと彼女を励ます。
 しかし、感染者の治療方法はいまだ不明であった。
 その夜、生き残りを見つけた感染者たちが地下貯水施設へとなだれ込んでくる…」

・「第38話 終わりにしよう」(単行本D/「ヤングマガジン」2021年第34号)
「地下では地獄絵図が繰り広げられる。
 千尋は意を決し、莉子のもとへと向かう。
 莉子たちは蜷川を囲み、ワクチンを渡すよう要求していた…」

・「第39話 消えちゃえ」(単行本D/「ヤングマガジン」2021年第36・37合併号)
「千尋は莉子の説得し失敗し、また、彼女を殺すこともできない。
 莉子は千尋に感染するか、死ぬかの選択を迫る。
 千尋の窮地に駆けつけたのは…」

・「第40話 別れ」(単行本D/「ヤングマガジン」2021年第39号)
「千尋たちは排水溝に行き、生き残った島民と合流する。
 その頃、保健室の先生はある人に会いに行く。
 その場には蜷川の姿もあり…」

・「第41話 旅の終わり」(単行本D/「ヤングマガジン」2021年第41号)
「千尋たちは階段を登り、地上を目指す。
 彼らの後を莉子が先導する感染者たちが追う。
 千堂父娘、蜷川、保健室の先生は感染者たちを足止めし、島民を先に地上へと脱出させるのだが…」

・「第42話 バイバイ」(単行本D/「ヤングマガジン」2021年第43号)
「千尋たちは絶望的な状況に追い込まれる。
 そこで、蜷川は起死回生の一手を発動する。
 千尋たちの、そして、莉子の運命は…?」

・「第43話 全部あなたのせい」(単行本D/「ヤングマガジン」2021年第45号)
「島に救援隊が到着する。
 生き残った人々の選択とは…?」

・「第44話 お母さん」(単行本D/「ヤングマガジン」2021年第47号)
「千尋と父親は本土へとフェリーで送られる。
 蜷川はワクチン開発のために千尋たちと別れ、莉子や貫太といった感染者も治療のために運ばれていく。
 千尋たちはホテルで二週間隔離生活を送ることとなるが、ある日、千尋の母親が訪ねてきて…」

・「最終話 守るべきもの」(単行本D/「ヤングマガジン」2021年第49号)
「蜷川の開発したワクチンで感染症の脅威は抑えることができるようになる。
 人々は以前の日常を取り戻すことができるのであろうか…?
 そして、千尋の新たな決意とは…?」

 才人、江戸川エドガワ先生の「寄生虫&発狂もの」の良作です。
 個人的には、「ザ・シーバース 人喰い生物の島」と「ザ・クレイジーズ」をベースに「ウィッカーマン」の要素を少々、日本的な陰湿さを大量にブチ込んだような印象を受けました。
 実際、キチガイたちの乱痴気描写よりも島民たちの嫌らしさの方が遥かに神経に障ります。(「第35話 検査」は本気で不快だった!!)
 ストーリーは実にテンポよく、幾つか説明不足(注1)があったり、よくわからないキャラ(保健室の先生、柿島を育てた老人、鴻島真…等)がいたりもしますが、最後までテンションを保ち、一気読み必至です。
 ホラー好きには十分お勧めできる作品です。

・注1
 例えば、千尋の両親が離婚した理由、海で取れた魚が寄生虫に侵されていた理由(地下貯水施設が発生源でないの?)、莉子の家庭環境、柿島をリーダーとする闇の組織、桂の症状が改善した理由…等々。
 あと、寄生虫が生み出された理由も薄弱な気がします。
 私はこの寄生虫は島に独特のもので、これが島の奇妙な風習や排他的な島民性と関係があるのでは?と睨んでいたのですが、そんなことはありませんでした。
 ただ、旧※※※によって開発された…というのはベタ過ぎないかなあ…。

2025年5月16・18〜21日 ページ作成・執筆

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