松下哲也「ママとリンゴと毒薬」(200円)



「ある家に、愛子、健ちゃん、美枝子ママの三人が暮らしていた。
 美枝子は継母で、愛子の本当の母親は、彼女が父親と旅行中、失踪。
 その後、父親は秘書の美枝子と再婚したが、父親はその一年後に病死する。
 それでも、愛子は継母や連れ子の健ちゃんと仲良くやっていた。
 しかし、美枝子の誕生日から、美枝子の愛子に対する態度が豹変する。
 食卓に池の魚が乗っていたり、池の畔で美枝子の首を絞めたのが愛子の仕業にされるが、当の愛子は全く記憶にない。
 家にいづらくなり、愛子は北海道のおばのもとにしばらく身を寄せる。
 だが、北海道にいるはずの愛子が何故か家におり、態度もどこか思わせぶりであった。
 母親は愛子が自分の秘密を知っていると悟り、毒入りリンゴを食べされるものの、何故か愛子は平気。
 更に、庭にある池を土砂で埋めようとするのだが…。
 母親の秘密とは…?
 そして、もう一人の愛子は一体誰なのであろうか…?」

 ストーリーは、よくある「幽霊の復讐」です。
 ちなみに、今回より、読者のページである「哲也サロン」が始まっております。
 貸本漫画の読者ページの常連、広島県の久※※雄さんが紹介されておりますが、この方、結局、漫画家になれたのでしょうか?
 気になってます。

・備考
 ビニールカバー貼り付けあり、また、それによる歪み。ビニールカバーの上からボールペンで落書き。糸綴じあり。pp1・2の上隅に貼られている三角形の紙は何? 読み癖ひどし。後ろの遊び紙に貸出票の剥がし痕あり。

2022年4月9日 ページ作成・執筆

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