さがみゆき「怪談黒髪の呪い」(1972年8月31日発行)

「下総の国(千葉県北部)。
 彦太郎は、つらいばかりの百姓に見切りをつけ、都に出て、絹商人になることを決める。
 彦太郎は恋人の梅に一年だけ待つよう言い、京へ旅立つ。
 が、故郷が戦乱に巻き込まれたという噂を聞き、故郷に戻ろうとするが、国境の番人に追い返され、果たせない。
 瞬く間に月日が経ち、四年後、彦太郎は一人前の絹商人となっていた。
 そんな彦太郎の前に、真旧女姫(まごめひい)さまという姫が現われる。
 姫に請われ、屋敷に滞在することになるものの、姫の正体は蛇精であった。
 姫の正体を知った彦太郎は逃げようとするが、真旧女姫は決して諦めようとしない。
 高僧にすがり、お札を貼った小屋に閉じこもるものの、姫の執念はそんなものをものともせず、彦太郎を追い詰める。  彦太郎が絶体絶命の危機に陥った時、彦太郎を救ったのは、生命があるように姫の顔に覆いかぶさった、煙草のヤニを塗りつけた紙(?)だった。
 梅に命を助けられたと信じて、彦太郎は梅の生死を確かめるため、故郷に戻ることを決意する…」

 ヒバリ・ヒット・コミックスでも同内容で発行されております。
平成27年1月27日・12月31日 ページ作成・執筆

ヒバリ黒枠・リストに戻る

メインページに戻る