大石まどか「魔性の舘」(200円)



「謎めいた女が、風早私立探偵事務所を訪れる。
 彼女の依頼は、元ボクサーと元ウエスタン歌手の男を捜し出し、現在の生活を調査して欲しいというものであった。
 探偵の調査により、二人は、東亜建設の社長、大貫昇平と、ZYプロダクションの佐月二郎であることが判明する。
 二人は昔からの親友同士で、五年ほど前から起業し、事業を成功させていた。
 しかし、彼らは次々と謎の死を遂げていく。
 死体の首筋には蛇の歯形が残され、身体には一滴の血も残っていなかった。
 探偵は、依頼主の女が怪しいと調査を開始する。
 だが、彼の妹に魔手が伸びようとしていた。
 女の正体とは…?」

 シャープな描線で異彩を放つ大石まどか先生(男性)の佳作です。
 何故、蛇女が大金を持っているのか?といった疑問があったりしますが、ミステリアスなムードで読ませます。

・備考
 ビニールカバー貼りつき。糸綴じあり。前の遊び紙に鉛筆で落書き。

2020年8月26日 ページ作成・執筆

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