児嶋都「おとな地獄」(2001年7月16日発行)

 収録作品

・「背中地獄」(「恐怖の快楽」1996年)
「食べ方は汚いし、食い意地も張っている実母を、嫁に絞殺させた亭主。
 それ以降、嫁の背中に、実母の霊がしがみ付いていた。
 しきりなく身体の重さを訴え、食べ方も食い意地もそっくりになってきた嫁を亭主は絞殺するが…」

・「年下地獄」(「恐怖の快楽」1996年)
「父子家庭ながらも、男手一つで娘を成人させた男。
 が、娘の方は、男親のイヤなところを見て育ったため、年下にしか魅力を感じなくなっていた。
 娘の年下好きはどんどんエスカレートしていき…」

・「おんな地獄」(「恐怖の快楽」1996年)
「会社の、38歳のオールドミス。
 若い男性社員に惚れては、趣味の悪いプレゼント攻撃、電話攻撃、おっせかい攻撃。
 彼は遂に堪忍袋の緒が切れるが…」

・「蟲毒(こどく)」(「CUTE増刊」1996年)
「愛というものが微塵もない夫婦。それはそれは孤独なもの…。
 ある日、男は、会社をさぼって、神社で一服していると、偶然に呪術の本を手に入れる。
 その本に「蟲毒」という呪術の方法が書いてあり、それは「小さな容器に爬虫類や小動物を多数集め、共食いをさせ、生き残ったものを呪術に使う」云々というものだった。
 男は試しにやってみるが、三日後…」

・「影女房」(「鬼平犯科帳」1996年)
「素晴らしい妻に恵まれた男。
 しかし、妻には一つ困ったことがあり、それはひどい対人恐怖症だと言うことだった。
 妻の対人恐怖症の原因とは…」

・「ドラコマイ」(「近代麻雀増刊 雀鬼」1996年)
「いつも麻雀で負けてばかりの男。
 家で妻に甲斐性のなさを罵られ、殺してしまう。
 翌日、男はつきまくって、大勝するが、雀荘のママである舞が勝負に参加する…」

・「怪奇! ぎょろぎょろ少女」(「ハロウィン」1995年)
「愛美の幼い頃からの親友、瞳。
 昔はその名の通り、瞳ぱっちりの可愛い少女だったのに、ティーンになった頃には、ギョロ眼をぎらつかせた醜い少女になっていた。
 普通に美しい少女に成長した愛美には、卑屈になった瞳が何かと係わってくるのが、鬱陶しくてならない。
 耐えかねて無視を決め込んだところ、瞳は自殺してしまう…」

・「幻想の首少女」(「ハロウィン」1995年)
「憧れの東堂先輩と日曜日にピクニックに出かける予定の少女。
 彼女の前に、首だけの少女の幽霊が幾つも出没する。
 ピクニック当日、先輩の別荘に向かう途中、多くの少女の生首幽霊に襲われる…」

・「少年アリス ーアリス・イン・ホラーランドー」(「ホラーM」1994年)
「背が低く、女みたいなので、少年アリスとあだ名されている少年。
 彼は、いじめっ子から逃げようと、ウサギ小屋の中に身を隠す。
 すると、ウサギが話しかけてきて、自分の「フ○」を食べたら、傷が治ると言う。
 躊躇する少年だが、脅され仕方なしに口に含むと、傷が癒えた。
 この時以来、いじめられた後、ウサギ小屋でウサギの「○ン」を食べるが…」

・「少年アリス2 ー鏡の国のアリスー」(「ホラーM」1994年)
「アリス(♂)をいじめている、いじめっ子が何人も失踪する。
 下校途中、いじめっ子の一人である女子生徒は、アリスに筆箱を返すようお願いされる。
 その代わり、行方不明になったいじめっ子の行方を教えてくれるというが、彼らはアリスの持っている手鏡の中にいた。
 鏡の世界は、全てが逆で両親は優しいし、学校も楽〜という甘言に誘われて、女子生徒は鏡の中に入るが…」

・「地獄の話」(「漫画サンデー増刊」1996年)
@「お母様はヘビかも!?の巻」〜楳図かずお先生のパロディーです。
A「怪奇!怖がり少女ミドリ!!の巻」〜楳図かずお先生のパロディーです。
B「怪奇!女吸血鬼の巻」〜「処女の生血」の逆バージョンです。
C「超悲劇!クリスマス……の巻」〜貧乏な少女の迎えた、真っ赤なクリスマスとは…。

・「怖い!転入生」(「ヤング・チャンピオン」1995年)
「ちょっぴりホラー風味のギャグ・四コママンガです。「二頭身地獄」です。」

・「妹」(「ホラーM」1996年)
「女子トイレで手首を切って、自殺を図った女生徒。
 保健医が彼女に理由を聞くと、生理が来て、子供をつくれる身体になったからと答える。
 女生徒が保健医に話す、自分の生い立ちとは…」

平成27年1月29日 ページ作成・執筆

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