「土曜漫画 1969年1月31日号」(80円)
個人的に、気になった作品
・はらたいら「ボクの命はだれのもの!」
「失恋を苦に、拳銃自殺を図ろうとする青年。
彼の自殺を見学したいと、一人の中年紳士が家族を呼んだことから、彼の周りに見物人が押し寄せる。
自殺をやめようとすれば、期待を裏切ったと非難を浴びせられ、仮病を使おうにも、見物人の中に医者がいて、うまくいかない。
拳銃不法所持で逮捕され、一安心と思いきや、中年紳士は彼の釈放のための資金集めを開始。
青年は自殺する気は全くなくなるが、彼の知らないところで、話しはどんどん進んでいってしまい…」
・岩浪成芳「千里眼」
「女子大生ののり子は、見知らぬ老人に呼び止められる。
老人に、いつも通っている、石垣の下の道を避けるよう、念を押され、実際、そこで交通事故が起きる。
不審を抱く彼女の前に、老人が再び現れ、またもや、事故の予言を的中させる。
老人が言うには、彼は、人類が科学の進歩で失なった第六感が発達しているらしい。
のり子は老人の手伝いをすることになり、これから起こるはずの事故を未然に防いでいく。
最初は、キチガイ扱いされていたものの、徐々に彼女の評判は高まっていく。
一方、彼女の学友は、男友達と共謀して、その老人を使って、一儲けを企むのだが…」
・田中八郎「乳房の紅太郎」
「浅草出身のやくざ者、乳房の紅太郎。
乳房をさらしで押さえ、右腕には「女一匹情有用」の刺青。
彼女が語るは、沼津での出来事。
梅田の仙兵衛親分のところに厄介になった彼女は、一人娘のお千代に惚れられる。
お千代の許嫁、源太は彼女の命を狙うが、紅太郎が女と知って拍子抜け。
紅太郎が源太に授けた秘策とは…?」
2019年9月7日 ページ作成・執筆