「土曜漫画 1970年9月25日号」(100円)
個人的に、気になった作品
・岩浪成芳「麻薬」
「ミサは刺激の欲しいお年頃。
彼女は、友人のルミに誘われ、バークラブへ行く。
そこで知り合った黒人に煙草をもらい、吸ってみると、魔訶不思議な感覚に襲われる。
翌日、この黒人の家で秘密のパーティをするというので、ミサとルミはパーティに参加。
様々な薬物でトリップしたところで、ルミは外人の中年に犯され処女を失う。
以来、開き直ったかのように、ルミは秘密パーティに通い、麻薬とセックスに明け暮れる。
しかし、パーティの関係者が一斉に逮捕され、ルミは自分が騙されていたことを知る。
改心したルミは麻薬の禁断症状を克服した後、タケシという好青年と知り合うのだが…」
「現代の恐怖」という副題があるように、麻薬による転落を描いた内容で、「怪奇SFもの」ではありません。
でも、麻薬の禁断症状の際に見る幻覚の描写は味わい深いです。
・橋本将次「チザム」
ジョン・ウェイン主演の西部劇「チザム」のコミカライズです。
映画を未見なので、何とも言えません。
それ以前に、私、西部劇、嫌いです。
大学生の時、ジョン・フォードの名画「駅馬車」を観ましたが、インディアンが銃を撃っても当たらないのに、白人が銃を撃つと、片っ端からインディアンがやられるのが気に入らん!
偏見だとは思うけど、西部劇にアメリカ人のイヤなところが透けて見えるような気がする。(単なる娯楽映画に目くじらを立てるのは大人げないが…)
・備考
表紙の綴じ部分、破れ。pp31・32、下隅欠損。
2019年6月8日 ページ作成・執筆