浜慎二「ねこのなく家」(小学三年生正月号/1968年1月1日発行)

「ゆみ、明子、みかの三姉妹。
 ただし、ゆみと明子は母親が違い、明子は父親の連れ子、ゆみは母親の連れ子であった。
 更に、猫を可愛がる明子と対照に、ゆみとその母親は猫が大嫌い。
 そのために、明子の飼い猫を巡って、ゆみと明子の間にはトラブルが絶えない。
 猫嫌いが高じ、若干、ノイローゼ気味になった、ゆみの母親は明子の留守の間に、愛猫を箱に詰め、出入りの洗濯屋に川に捨てさせる。
 だが、その夜から、ゆみの様子がおかしくなる。
 彼女は何ものかに憑りつかれたように、明子の部屋に行こうとするのだが…」

 浜慎二先生お得意の「猫もの」です。
 ただ、小学三年生が対象ですので、怪奇度は若干控えめ。
 たいてい、猫の復讐と言えば、容赦ないものですが、そこまでエグくなく、ラストは拍子抜けするほどのハッピーエンドです。
 あと、この付録には、横山光輝先生/光プロの「ジャイアント・ロボ大図解」と山根赤鬼先生・絵「なぞット・パッ子クイズじてん」が併録されてます。(詳細は割愛させていただきます。)

・備考
 「ねこのなく家」の表紙の下部に剥げあり。

2018年7月15日 ページ作成・執筆

雑誌/付録・リストに戻る

メインページに戻る