「漫画Q 1967年8月30日号」(第38号/80円)



 個人的に、気になった作品

・近藤謙・作/島竜二・絵「セクシー怪獣シリーズ 盗獣ツンパドロンの襲来」
「ある年の夏、東京で窓や物干し台に干してある女の下着が盗まれるという事件が頻発する。
 犯人の足取りは全く掴めず、被害はどんどん拡大し、一か月の間に百万枚に近いパンティやブラジャーが盗難にあう。
 そんなある夜、宇宙研究所の清水春子は日比谷公園で恋人の山田秋夫とデートしていた。
 ムードが高まり、彼女のスカートの中に手が入るが、それは奇怪な怪獣の腕であった。
 怪獣は片方の腕で彼女を締め付け、もう片方の腕で彼女の下着を剥ぐと、食べてしまう。
 鱈博士は残された腕から怪獣の正体は『ツンパドロン』と断定。
 ツンパドロンは炭素系繊維を好み、女性下着を好んで食べる雑食怪獣であった。
 洗濯した下着に飽きたツンパドロンは着用中の下着を狙って次々と女性を襲うようになり…」

・歌川大雅「ぬめ肌捕物帖第二十八回 わきの下をねらえ」
「お枕むすめは江戸で評判の女目明し。
 ある日、彼女は老人が首つり自殺をしようとするのを阻止する。
 老人は金貸しの長助で、後妻のお種に捨てられ悲嘆に暮れていた。
 死に損ねた彼は情夫とお種のもとに現れ、嫌がらせをするも、あっさり返り討ちにあう。
 翌朝、お種とその情夫の死体が発見される。
 二人は急所を一突きにされ、また、女の脇下には十字架のような印が刻まれていた。
 しかも、同様の男女の死体がまた一組見つかる。
 これは女に捨てられ、自棄になった長助の犯行と思われたが…」

・備考
 モーレツにボロイ。

2025年3月30日 ページ作成・執筆

雑誌/付録・リストに戻る

メインページに戻る