小林たつよし・室山まゆみ・べるね「ミステリー・ホラー・コミックス」(小学五年生12月号)



 収録作品

・小林たつよし「死霊マンション」
「格安で、マンションの部屋を手に入れた一家。
 ただ一つ、気になるのは、ベランダから墓地が見えることであった。
 引っ越し当日早々、彼らは様々な怪奇現象に襲われる。
 エレベーター、ベランダ、浴室、テレビ…至る所で、死霊が目を光らせる…」

・室山まゆみ「あさりちゃん ようこそ私の夢の中へ」
「夢の中、あさりは筏で暗い海を漂流していた。
 向こうからボートがやって来るも、乗客は皆、脳ミソを食べられ、死体であった。
 すると、海の中から「のうみそをよこせ」と手が幾つも伸びてくる。
 しかし、あさりの頭はピ〜マンなので、化け物たちはもっと詰まったのうみそを要求。
 一度起きたあさりは、たたみの寝床に入るのだが…。
 夢で出て来た化け物達の正体とは…?」

・べるね「燃える人形」
「転校生の真行たえ子は、おとなしく、気の弱い女の子。
 彼女は、リサという名の人形を決して手放そうとはしない。
 放課後、神谷典子はたえ子に声をかけ、一緒に帰る。
 その時、クラスの男子がたえ子をからかい、人形を奪う。
 すると、男子は悲鳴を上げ、人形を手放す。
 彼の手は火傷になっており、たえ子は人形を持って、その場から逃げ出す。
 翌日、クラスではその人形が化け物だと大騒ぎになるのだが…」

 ベテランの読み応えのある怪奇マンガが三作収録された付録本です。
 目玉は、「あさりちゃん」きってのトラウマ回、「ようこそ私の夢の中へ」でしょう。
 実は、ラブクラフトが入っており、作者のホラー嗜好が如実に表れた作品と聞いております。
 とりあえず、「あさりちゃん」で、人が本当に死んでるのは、この回だけなのでは?(他にもあったら、ごめんなさい。)
 あと、小林たつよし先生「死霊マンション」は、熱血マンガを得意とする先生らしく、怪奇現象にかなり力(りき)入っていて、「あさりちゃん」よりもトラウマ度は遥かに高いです。
 恐怖描写だけでなく、ママさんのヌード描写(おっぱい、お尻付き)もあって、(年頃の男子にとっては)嬉しいところですよね。
 べるね先生「燃える人形」は、一種の「ファイアースターター」ものですが、ちょっとわかりにくい内容です。
 折角、発火能力を題材にしているんだから、個人的には、派手さが欲しかったなあ。(例の如く、「暴走」しておりますが、もうちょっと頑張って欲しい!)

・備考
 ネズミにいろんなところを齧られている。悲しい…。

2019年8月30日 ページ作成・執筆

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