楳図かずお「紅ぐも少女」(1968年1月1日発行/なかよし第14第1号付録)

「蜘蛛の研究者を父に持つ姉妹、北村たか子と美也子。
 姉妹は新しい母親を迎えるが、彼女は恐ろしい計画を胸に秘めていた。
 それは、姉妹を抹殺し、自分の子供に全財産を継がせるというものであった。
 母親は、父親の研究室にある紅グモに興味を示す。
 紅グモとは、目や口から人体に寄生する、恐ろしい蜘蛛であった。
 手始めに、母親は紅グモを姉のたか子に寄生させると、たか子は痩せ衰え、死んでしまう。
 だが、たか子は埋葬後に蘇生。
 ようやく地中から脱出した時には、老婆のような容貌に変わっていた。
 たか子は、お手伝いとして北村家に入り込み、母親から美也子を救おうと努める。
 母親は美也子を紅グモ・ノイローゼにして、廃人にしようと目論んでいた。
 間一髪のところで、蜘蛛女と化したたか子が現れ、母親に復讐を果たす。
 だが、たか子の身も心も喰いつくした紅グモは、次の獲物として美也子の身体を狙う…」

 「サンエイムック楳図かずお大解剖」(三栄書房/2016年11月13日発行)によると、「紅ぐも少女」(後に「紅グモ」に改題)は発表年は1965年になっております。
 今回、紹介しておりますのは、1968年に「なかよし新年号ふろく」として出されたものです。
 恐らく、楳図かずお先生のマンガが好評だったために、出版されたのではないかと推測しておりますが、正月早々、こんな怪奇マンガを出すなんてやってくれますね
 新年号ということで豪華だったのか、この付録本は、単行本並のボリュームがありまして、約190ページもあります。
 ただ、後に出版された「紅グモ」の単行本は約220ページあり、付録の「紅ぐも少女」よりも30ページ近く多いです。(また、セリフが違う部分も多々あります。)(注1)  付録本に収めるために雑誌版を短縮したのか、あるいは、付録本は雑誌に掲載されたものをまとめたもので、単行本は雑誌版に加筆訂正したものなのか、という疑問が出てきます。
 が、「紅ぐも少女」の掲載された雑誌を確認していないので、私にはさっぱりわかりません。より詳しい方の検証を待ちたいと思います。
 ちなみに、「紅グモ」の最終ページの下には空白がありますが、付録本では2月号の付録の広告欄(「ふたりのワルツ」「奥様は魔女」)になってます。雑誌の方ではどうなっているのでしょうか?

・注1
 単行本と付録との差異をチェックしようとしましたが、あまりにも差異が多く、力尽きました。すんません…。

2017年2月7・8日 ページ作成・執筆

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