わたなべまさこ「双子座生まれ」(なかよし2月号付録/1973年2月1日発行)
「英国、ロンドン。
エンドリック学院の寄宿生である、マリア=キングスロード。
彼女には右肩下から脇腹にかけての大きな傷痕があった。
彼女は孤児であったが、毎月大金が振り込まれ、生活には一切苦労はなかった。
マリアが18歳になった頃、彼女に言い寄る青年が相次いで変死する。
更に、その際には、彼女を呼ぶ声が必ず聞こえるのであった。
神経衰弱気味のマリアを、ルームメイトのアン=グリーンは家族と過ごす別荘へ誘う。
そこで、マリアは、医者の卵であるアンの兄、チャールズと運命的な出会いをする。
チャールズに不幸をもたらすことを恐れ、マリアは一時は身を引こうとするが、チャールズに押しとどめられ、二人は結婚。
二人のハネムーン先は、マリアは無意識のうちに口に出したスコットランドのダンカンズビー岬となる。
向かった先で、マリアは見知らぬ土地なのに、既視感が襲われる。
また、滞在先のホテルには、二人に当てた招待状がダンカンズビー館から届いていた。
そのダンカンズビー館で、マリアとチャールズはマリアの過去を知ることとなる。
マリアの傷痕の秘密とは…?」
「なかよし」で掲載したものを、付録のコミック文庫にまとめたものだと思います。(う〜ん、太っ腹。)
この作品は、若木書房のティーン・コミックスや講談社のコミック・ロマン・ミステリーでも読めますが、付録の方は見開きにカラー・ページがあるのがちょっぴりお得。
それにしても、タイトルが「双子座生まれ」から「ふたご座生まれ」に変更されているのは何故でしょうか?
・備考
かなりボロい。
2018年2月4日 ページ作成・執筆