桑田次郎・漫画「インベーダー 恐怖の植物人間の巻」
(まんが王6月号別冊付録/1968年6月1日発行)

「木村巡査の奇妙な体験。
 彼は、山口巡査と共に、検問を突破したトラックを、パトカーで追う。
 トラックは、カーブを曲がり切れずに、崖に転落し、トラックに乗っていた一人は、真赤に光ると、消滅する。
 もう一人の男は、光線銃で山口巡査を撃ち、山口巡査は灰と化す。
 あまりのことに呆然としながらも、木村巡査が応戦すると、男もまた消え失せてしまったのであった。
 しかし、彼がいくらこのことを話しても、証拠がないため、署長をはじめ、誰も信じてくれない。
 そんな時、ビンセントと名乗る男性が、彼の話を聞きたいと、現れる。
 ビンセントは、進という少年と共に、地球を侵略しようとしているインベーダーについて調査していた。
 木村巡査の話から、ビンセントは、インベーダー達が何かを事故現場に隠したのではないかと考える。
 二人が事故現場に行くと、見知らぬ男が事故現場で何やら探し物をしていた。
 ビンセントは、木村巡査に男の後をつけるよう命じ、自分は事故現場を探索する。
 何の収穫もなく、ホテルに戻ったビンセントは、進少年から、事故現場にトランクがあったことを聞かされる。
 更に、木村巡査から、あの男は警察署に行き、署長からトランクを受け取った後、温室のある場所に向かったと報告を受ける。
 三人は、その温室へ車を走らせるが、そこで目にしたものとは…?」

 海外ドラマ「インベーダー」(1967〜1968年)を桑田次郎先生がコミカライズした一編です。
 ドラマを未見なので、比較等はできませんが、「恐怖の植物人間の巻」は、ジャック・フィニィ「盗まれた町」(映画版が「ボディ・スナッチャー」)の影響が濃いのではないでしょうか?
 この回を含めて、「インベーダー」のコミカライズは、「桑田次郎傑作集37 インベーダー」(アップルBOXクリエート)に収録されているみたいです。

2020年1月11日 ページ作成・執筆

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