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 このページは、まっどどっぐ・がちょんの運営する、単なる趣味のページです。

 私の願いは、怪奇マンガについて…だけでなく、音楽について、ゲームについて、本について、映画について…胸のすくまで、好き勝手に喋り散らかしたい…
 ただ、それだけなのです。

 ですから、私と共通の趣味を持たない方にとっては退屈なものでしょう。
 また、深く、かつ、系統だった知識を求める人に対しても、その方の好奇心を満たせる自信はありません。
 とことんまで突き詰めるという性分ではないですし、銭もありませんので、どれもこれも中途半端な印象があると思います。
 実際、このサイトをオープンしたものかどうか、非常に迷いました。
 リストを見れば一目瞭然ですが、穴だらけです!! 
 まず、基本中の基本という作品がすっぽり抜け落ちております。(注1)
 更に、この世界におけるマニアのコレクターズ・アイテムも大して所持しておりません。(注2)
 それでも、オープンしようと決心したのは、「それでも、いいじゃない」という天の声(もしくは幻聴)が聞こえたからなのであります。

 最初にこのリストをつくったのは全く個人的な動機からでありました。
 コレクションというものは膨大になるにつけて、把握しきれなくなるものでして、特に、私のようにアル中入っている人間は本を手に取っても、それを以前に読んだことがあるかどうかの判断がつかないことが多々あるのであります。
 んで、買って帰って、実は持っているものだった…しかも、同じものが数冊あったりする…ということが繰り返され、真摯に自分のコレクションのリスト作りを考えました。
 そこで「どうせつくるのなら、ホームページにしたら、どうだろう? いつでも閲覧できるし…」という経緯があるのです。

 もう一つの動機についても話しておくべきでしょう。
 十年以上も前、「快楽的怪奇漫画之宴」(うろ覚え…)という素晴らしいサイトがありました。
 ヒバリ書房や立風書房の作品だけでなく、貸本マンガまで積極的に紹介していた有名サイトだったのですが、更新は途絶え、いつの間にやら消えてしまいました。
 その後、怪奇マンガを積極的かつ包括的に紹介するサイトが現れるかと思いましたが、当然ながら、そのような無謀かつ無益な試みをするものは現われませんでした。
「だったら、俺がやろう」と一人の勇者が立ち上がった…というワケではなく、ただ、そのサイトの後を継げるようなホームページをいつか作りたいと考えていたのであります。
 そのおぼろげな願望と、コレクションのデータベース化という切実な問題が合致した時、私はごそごそとホームページを作り始めたのでした。(注3)

 とは言え、そこはやはり人間ですから、ぶよぶよした「自己顕示欲」というものがあることも否定いたしません。
 いくら善人面をして取り繕うが、それはそれで仕方のないことです。
 私なんかが足元にも及ばないほどに怪奇マンガに詳しい方々が全国に多々おられることは重々承知しております。
 そのような人達が、このようなへっぽこなホームページを叩き潰すために、重い腰を動かして、もっと充実したサイトを開いてくだされば、私にとってこれ以上の幸せはありません。
 こんなへっぽこなサイトはさっさと閉鎖して、残りの人生で、ジョン・ディクソン・カー、ドロシー・L・セイヤーズ、ウィリアム・アイリッシュ、フレドリック・ブラウン、アイザック・アシモフ等々の作品を読破してみたいと思っています。
 全国の怪奇マンガ・マニアの方々、奮起してくださいませ。

 最後に、ここには、世の中の役に立つ情報は皆無に近いとは思いますが、中には私の与太話に付き合ってくれる人がいるかもしれません。
 そういった人達が多少なりとも、有意義だったと感じるものがあったとしたら、それが単なる暇潰しに過ぎなかったとしても、私としては本望です。
 私は平凡な人間です。限られた状況の中、限られた可能性に右往左往しながら、限られた寿命を食いつぶすだけの存在でしかありません。
 身の丈に合った程度に、人類への貢献をしようと努めてはおりますが、前途は果てしなく長く、ひたすらに暗いばかりです。
 まあ、ここまで来たら、行ける所まで行ってみる他、仕方ありますまい。
 このページを通して、私と出会えた人には、神様(宗教は関係なく、「神様」としか表現のしようのない存在のこと)の祝福あらん事を。
 そして、私に用のない人達はどうかそっとしておいてくれますように。

 このサイトは、私にこういう与太話をする場を与えてくれたYさんと、この与太話に辛抱強く付き合ってくれたMぽんさんに捧げます。

・注1
 例えば、楠桂先生の「狼草紙」「鬼切丸」、永久保貴一先生の「カルラ舞う」、高橋美由紀先生の「天を見つめて地の底で」「悪魔の黙示録」、篠原千絵先生の「闇のパープル・アイ」、今市子先生の「百鬼夜行抄」、川口まどか先生の「死と彼女とぼく」、吉田ひろゆき先生の「Y氏の隣人」、荻野真先生の伝奇バイオレンスもの、etc、etc…。
 加えまして、最近の作品はちっともカバーできておりません。
 押切蓮介先生やひよどり祥子先生といった稀代の才能を持った漫画家さんの作品や、「ちゃお」の怪奇マンガ等、現在進行形で怪奇マンガを紹介できないのは心苦しい限りなのでありますが、所詮は時代錯誤なおっさんなので、昔話ばかりしております。ご容赦くださいませ。
 また、故・水木しげる先生や楳図かずお先生、日野日出志先生等々といった大御所の方々に関しましては、私などが口を挟む余裕は微塵もありません。
 そういう大御所に関しましては、「専門家」の方達にお任せしたいと思います。

・注2
 例えば、(以下敬称略)藤子不二雄「魔太郎が来る!」(秋田書店)、犬木加奈子の大陸書房での単行本や「新・不思議のたたりちゃん」(角川書店)、日野日出志のマンガ各種、高園寺司のひばり黒枠での作品、まちだ昌之「人喰い少女」「いけにえ」、五島慎太郎「恐怖のミイラ男」「少女がどろどろ流れる」(TRIP ver)、川島のりかず「中学生殺人事件」、白川まり奈の曙コミックスでの作品等、「ホラー&サスペンス」や「ホラーM」「恐怖の快楽」といった怪奇マンガ雑誌等、そして、貸本では、兎月書房、徳南晴一郎、菅島茂、島根けんじ、好美のぼる(原やすみ)etc…って、何なんだよ、このハードルの高さは?!

・注3
 平成16年頃に怪奇マンガを紹介するホームページをつくろうとするものの挫折。一部、当時の文章を流用しております。
 平成24年にようやく作成を再開。
 まず、怪奇マンガの出版社別のリストを作るのに、半年ぐらい。
 次いで、「快楽的怪奇漫画之宴」に倣いまして、ひばり書房・つばめ出版の「怪談」シリーズと、川島のりかず先生の作品の紹介ページを作成。
 後は、時間の合間を見て、ぽっつんぽっつん自分の好きな作品について書いていく予定です。
 気の向くままに、やっていくつもりですので、せかさんといてください。

2004年10月10日 とりあえず完成
2012年6月28・29日 大幅に改稿
2015年1月20・29・30日 改稿
2016年8月16日 改稿

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