深見青山・原作&監修/小島剛夕・画
「天の巻 橘カオル物語」(心霊コミック・シリーズ/1992年5月25日第1刷発行)
「すめらあいす 橘カオル物語」(コスモ・コミックス/1992年5月25日第1刷発行)
「橘カオルは幼い頃から、幾度も不思議な体験をする。
空襲の際、不思議な老人に助けられたり、家の庭でUFOと遭遇したり、夢の中で観音さまに会ったりする。
戦後、彼女は何不自由ない学生生活を送った後、結婚・出産と幸せな日々を送っていた。
だが、赤ん坊を交通事故で亡くし、彼女は幸せの絶頂から絶望のどん底に突き落とされる。
彼女が必死に天に救いを求めると、彼女に光が指し示され、導かれるまま、会津磐梯山へと向かう。
普段着で(!)雪山に登り、偶然辿り着いた祠で、彼女は、幼い頃、UFOから現れた禿頭のオヤジと青年(最初会った時は少年)に再会する。
帰宅後、旧暦の節分より、七夜続けて、北極老人、天母、観世音菩薩、白隠禅師、臨済禅師、うずめ観音、皇大神が次々と現れ、神人合一の神法を彼女に説く。
それども、疑いを払拭できず、彼女は証を見せてくれるよう願うのだが…」
あの小島剛夕先生が手がけた宗教漫画です。
様々なジャンルの作品を描いてはおられますが、宗教漫画はレアなケースではないのでしょうか?(やはり「Money talks」?)
先にお断りしておくと、私、橘カオルに関しては全く知りません。
深見青山の教えやコスモメイトについても、知識も興味も皆無であります。
ですので、マンガを読んでも、何のことやらさっぱり意味不明です。
ただ、小島剛夕先生は今回もいい仕事してますね〜以上!なのです。
と言いましても、小島剛夕先生の絵以外に、見所がないわけではありません。
ラスト、巨大な竜と、橘カオルの守護霊(?)の青年とのダイナミックなバトルがあります。
竜をジャイアント・スウィングでぶん投げる剛腕ぶりですが、この青年、目次の登場人物紹介の欄で、深見青山氏と紹介されております。
昔から目立ちたがりだったんですね…。
ちなみに、この作品、心霊コミック・シリーズとコスモ・コミックスと二種類出ておりまして、ジャケットは違いますが、内容は一緒です。
ですが、心霊コミック・シリーズの方がカラー・ページがありますので、そちらの方がお得だと思います。
2018年11月1日 ページ作成・執筆
2019年1月9日 加筆訂正・画像追加