岡崎優「盲目の花嫁」(1981年12月15日発行)
「上水流(かみずる)由里は、幼い頃の交通事故で両親を亡くし、視力も失った。
そんな彼女を、伯父夫妻は引き取り、何不自由なく育ててくれた。
点字の小説を借りに行った時に、由里は田代浩二という青年と知り合う。
彼は、警察官で、警察犬の訓練を受け持っていた。
二人の仲は急速に深まり、由里は結婚することを伯父に話すが、伯父は強く反対する。
が、由里の決意が固いことを知り、屋敷に同居することを条件に、結婚を認める。
しかし、二人が結婚してから、奇怪な事件が相次いで起こる。
買い物に出た由里が車に轢かれそうになったり、寝室のガスの元栓が開いていたり…。
そして、田代浩二との食事に出かける際に、由里は大型の犬に襲われて、川に転落。
命に別状はなかったものの、今度は病院でラバーマスクをかぶった男に襲われる。
由里を殺そうとしているのは誰なのだろうか…?」
平成27年1月20日 ページ作成・執筆