みづほ梨乃「ショコラの魔法〜fruity flavor〜」(2012年3月6日初版第1刷発行)

 森の中にあるチョコレート屋、ショコラ・ノワール。
 お客を出迎えてくれるのは美しいショコラティエの哀川ショコラと猫のココア。
 彼女の作るチョコレートはどんな願いでも叶えてくれる。
 ただし、その代償として大切なものを一つ、失うこととなるのだが…。

・「ギモーヴ 純白の記憶」(「ちゃお」2011年8月号)
「真島いつきは短距離走に情熱を燃やす少女。
 彼女はスポーツ推薦を獲得するため、来月の大会に向けて練習に励んでいた。
 しかし、夜練の最中、トラックにはねられ、右足に大けがを負う。
 大会はあきらめざるを得ず、彼女が落ち込んでいる時、ショコラ・ノワールの噂を耳にする。
 早速、行ってみるものの、相応の代償がいると言われ、いつきは尻込みする。
 翌日、如月北斗が彼女に「願いのかなうチョコ」をプレゼントする。
 如月北斗は彼女に夢中な男子生徒で、彼の軽薄なところがいつきは大嫌いであった。
 いつきは不安に思うが、彼は「このチョコは食べても何もとられない」と彼女を安心させる。
 ダメもとでいつきがチョコを食べると、彼女の足はすぐに治り、完全復活。
 いつきは大喜びで部活に復帰するが、三日後、あることに気付く…」

・「グラス・オ・ショコラ ショコラの招待状」(「ちゃお」2011年11月号)
「哀川ショコラは魔法のアイスクリームを作る魔女の話を聞き、その魔女を店に招く。
 グラシエ(アイスクリーム専門職人)の魔女は氷室グラス・ソルベの幼い姉妹。
 しかし、二人は本当の姉妹ではなかった。
 ソルベの本当の姉はもう亡くなり、グラスは偽物だとソルベは話す。
 そして、ショコラにグラスはこのままだ死んでしまうと訴える。
 話が見えず、ショコラはソルベにもっと詳しいことを聞くと、ソルベは姉の死後、悪魔の本で悪魔を呼び出していた。
 グラスの正体とは…?」

・「ショコラサブレ 砂城の幻影」(「ちゃおデラックス」2011年夏の超大増刊号)
「一色彩花は絵を描くのが大好きな少女。
 秋の美術祭で何を描こうか考えていた時、彼女は黒川隆也という男子生徒と出会う。
 彼は不良グループの一員であったが、彼の「風みたい自由な」ところに惹かれ、彼女は彼にモデルをお願いする。
 意外にも彼はあっさりとOK。
 ところが、隆也に想いを寄せるヤンキー女の明奈は彩花に敵意をむき出しにして、彼女を妨害。
 それに対し隆也が彩花の味方に回ったため、明奈はショコラ・ノワールに行き、なりたい人物に一日だけなれる「ショコラサブレ」を食べる。
 明奈は隆也に変身し、美術室で大暴れをして、彩花に怪我をさせる。
 そんなことはつゆ知らず、放課後に隆也が登校すると、先生たちに取り囲まれ、退学を言い渡される。
 隆也は自分はやってないと訴えるも、彩花は彼に平手打ちをし、彼に背を向け立ち去る。
 しかし、町で彼女は隆也そっくりの人物を目にして…」

・「ローズマカロン 純白の約束」(「ちゃおデラックス」2011年秋の超大増刊号)
「ある晩、ショコラ・ノワールに少女のお客が来店する。
 彼女の願いは過去に行くことであったが、実は少女はブランシェに操られており、時を遡る「チョコレート・マカロン」によって哀川ショコラとココアは過去へと飛ばされてしまう。
 気が付くと、そこは17世紀のフランスであった。
 ある町で彼女はブランシュ・ネージュ(通称、白雪)という少女と出会う。
 ブランシュは奇跡の力を持っており、自分の身を犠牲にして人々を助けてきた。
 しかし、そのために、魔女扱いされて死罪の判決を受け、牢屋に幽閉される。
 そんな彼女をテオという青年がどうにかして救おうとしていた。
 ショコラは白雪が後のブランシェだと知り、彼女をブランシェにさせずに元の世界に戻ろうとするのだが…」

・「ライム 螺旋の悪夢」(「ちゃおデラックス」2012年ホラー1月号増刊)
「逢坂未来は生徒会の副会長。
 彼女は先輩で生徒会長の澤みすずを尊敬していた。
 ある日、未来が生徒会に急いでいると、みすずが校舎の屋上から転落する場面に遭遇する。
 みすずは意識不明の重体となるが、彼女が転落した原因は不明であった。
 事故の後、未来は奇妙な夢を見るようになる。
 真っ暗闇の中、階段が上に伸び、校舎の屋上への扉がある。
 扉の向こうにはフェンスを前にしたみすずがいるが、彼女は背を向けたままであった。
 そして、次の夢では、みすずはゆっくり振り向いている。
 彼女はみすずが何か訴えたいのではないかと考え、剣持帯人という男子生徒に相談する。
 帯人はみすずが片想いをしていた男子で、未来も彼に惹かれていくのだが…。
 夢でみすずが訴えようとしていることとは…?」

2024年10月31日/11月17日 ページ作成・執筆

小学館・リストに戻る

メインページに戻る