ひたか良「黒の迷宮」
(1987年9月30日第1刷・1988年4月15日第4刷発行)

「東高校の天野美鳥(あまの・みどり)、須佐健(すさ・たける)、月岡(男/名前不明)、安曇(女/名前不明)はレポートのため、鳥船山の鳥船神社を訪れる。
 四人は、神社の地下に、古墳の玄室を発見し、石棺の中に黒御影石が一つ、あった。
 黒い靄に襲われ、彼らは地下から逃げ出すが、その際、美鳥は、何となく、その石を持ち帰ってしまう。
 教師に石を調べてもらおうと預けたところ、翌日、教師は干からびた死体となって発見される。
 美鳥は、石が教師の死に関係するのではないかと考え、四人でもう一度、鳥船神社に行ってみる。
 すると、神社は壊され、地下への階段はコンクリートで固められていた。
 しかし、月岡の直感と健の怪力で、別のルートを発見し、地下へと降りる。
 降りた先の扉を開けると、まばゆい光に四人は包まれ、不思議な夢を見る。
 夢の中で、光り輝く女神が、四人を「光の子」と呼び、闇の力と戦うよう告げる。
 四人は目が覚めると、自宅のベッドの中であった。
 だが、登校すると、学校の様子がおかしい。
 四人は次々と奇怪な目にあうようになるのだが…。
 一方、町では、謎の新興宗教、御影教が勢力を伸ばしつつあった。
 御影教の教祖、伊佐雅美の正体とは…?」
(1986年「週刊マーガレット」43〜48号連載)

2020年3月8日 ページ作成・執筆

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