光原伸「アウターゾーンN」(1994年9月7日第1刷発行)

・「第109話 変身」
「真也とともみは惹かれ合いつつも、自分の気持ちに素直になれないお年頃。
 夏のある日、ともみは海で謎の深海魚に腕を噛まれる。
 以来、ともみは水の中で過ごすようになり、食事は生の魚を丸かじり。
 真也は彼女が部屋から出てこないと母親から知らされ、深海魚水族館のオーナーであるミザリィに相談する。
 ミザリィは、ともみを救う方法が一つだけあると言うのだが…」

・「第110話 殺しの舞台」
「名脚本家のマイケル・ライアンの新作劇。
 それは、愛人が男の妻(演じるのはライアンの妻、ジュディ)を殺すという内容であったが、実際に、彼と愛人役のリサは不倫関係にあった。
 マイケルとジュディの仲は冷え切っており、彼は劇中で妻を殺害する計画を考案する。
 彼はリサに結婚話をちらつかして、説き伏せるが、彼の頭にはもう一つ、別のシナリオがあった…」

・「第111話 狙われたミザリィ@」
「ミザリィの前に突如、現れた草波龍志郎。
 彼はミザリィを人間でないと見抜き、妖魔を斬る刀で彼女に戦いを挑む…」

・「第112話 狙われたミザリィA」
「草波龍志郎には昏睡状態にある妹、沙弥華がいた。
 彼女のために、龍志郎は、黒沢という男からミザリィ殺害の依頼を受ける。
 一方、ミザリィの店を、記者の的場が訪れる。
 彼はミザリィに命を狙われていると忠告するが…」

・「第113話 狙われたミザリィB」
「ミザリィの居所を突き止めた草波龍志郎。
 二人は互角に勝負を展開する。
 その二人の様子を外から黒沢が窺っていた…」

・「第114話 狙われたミザリィC」
「ミザリィの店の爆発事件。
 火牙刑事は的場から不審な男達の仕業と教えられる。
 しかし、上部から圧力がかかり、捜査担当を外されただけでなく、何者かより命を狙われることとなる。
 一方、爆発を脱け出したミザリィは龍志郎から、命を狙った理由を聞き出す…」

・「第115話 狙われたミザリィD」
「敵の本拠地に乗り込んだミザリィ一行。
 そこでは、さらわれた沙弥華が人体実験の材料にされようとしていた…」

・「第116話 メッセージ」
「ミザリィから読者の「貴方」に向けてのメッセージ」

(「週刊少年ジャンプ」1991年10号〜15号、38号掲載分収録/「殺しの舞台」は「スーパージャンプ」1991年12号掲載)

2019年4月17日 ページ作成・執筆

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