pikomaro・作画/外薗昌也・原案「死のゲーム」(2018年3月20日初版発行)

・「chapter.1」
「シュウはキレると何をしでかすかわからない青年。
 彼は、麻宮ハルカと互いに愛し合っていると信じ込み、ストーカーまがいの行動を取っていた。
 ある日、彼女から三週間ぶりにメールが届く。
 それは、新型ゲームのモニター抽選に当選したが、カップルでの参加が絶対条件のため、一緒に参加してほしいという内容であった。
 当日、指定された会場に、シュウは向かう。
 そこには、ハルカと彼だけでなく、学園のアイドル、藤堂マリコと年輩の男性というカップルもいた。
 会場には多くのポッドがあり、開発主任の男性からゲームの説明を受ける。
 アドベンチャーゲーム「マーダース」は、額につけたチップから脳に直接電気信号を送り、プレイするという。
 参加者達は、額にチップを付け、ポッドに横たわる。
 気が付くと、彼らはゲームの中にいたが、そこは何の変哲もない町の中であった。
 しかし、相方の姿がなく…」

・「chapter.2」
「突如、現れたモンスター(もろ「クワイエット・プレイス」風)。
 皆はあっという間に殺され、生き残ったのは、シュウと藤堂マリコのみ。
 向こう見ずなシュウと、冷静なマリコは協力して、モンスターに立ち向かう…」

・「chapter.3」
「シュウとマリコは、行方不明だった相方達と、学校で再会する。
 更に、先程、殺された人々も学校に集まってくる。
 どうやら、掌に記された数字に何らかの意味があるようなのだが…」

・「chapter.4」
「身体能力が上がっていることを知り、人々は武装して、モンスターに立ち向かう決意をする。
 その中でも、シュウは抜群のセンスで、モンスターを次々と倒して、ヒーロー扱い。
 だが、いくら倒しても、キリがない。
 そんな時、マリコがこのゲームの秘密と真の目的を彼に教える…」

・「chapter.5」
「ゲームから脱出するため、シュウとマリコはある行動に出る。
 その行きつく果ては…?
 そして、ゲームから脱出できるのであろうか…?」

・「chapter.6」
「目覚めると、いつもの朝。
 いつもの部屋。
 いつもの母親。
 戸惑いながらも、顔を洗うと…」

 読んでいる間は大して気にならないのですが、読後、気になる点が山ほど、出てきます。
 また、ゲームに閉じ込められた人は大勢いるはずなのに、活躍するのは二人だけなのも、物足りなく思いました。
 正直なところ、練り込み不足な内容で、スピード感があるのに、惜しいです。

2021年11月7日 ページ作成・執筆

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