高橋葉介・他「メディウムB」(1984年10月10日初版発行・1985年8月15日2刷発行)

 収録作品

・飯田耕一郎「邪学者姫野命シリーズ 風の律動」
「麒麟が存在するのだの、この世の全ては振動だとか、中観とか、何かそういう話」
 私は頭がよくありませんので、こういうのを読むと、「感心半分・苛々半分」なのであります。
 この手の内容はどう解説をしたらいいのか悩むこと多々あるのですが、参考文献がライアル・ワトスン「スーパーネイチュア」と書いてありますので、テキト〜な解説で済ますことができます。

・よりうむし「七ツ眼のダイル」
「炎魔ヴァ・グーラの支配する世界。
 森の民の中より、光の御子が産まれた。
 その御子を抹殺せんものとヴァ・グーラより刺客が放たれる。
 森の民、ジクテとペテリアは勇者(?)サジタリオのもとを訪れる…」
 続き物なので、詳しいことはわかりません、あしからず。

・西秋ぐりん「女学生」
「捨てられていた女学生を、拾った青年の話」

・高橋葉介「夢幻紳士〈怪奇編〉 吸血鬼」
「夢幻紳士は、吸精鬼とでも言うべき男と対決する話」

・夢野一子「闇の花嫁」
「家庭を顧みない父に、理解のない母親のため、すっかりやさぐれている女子高生、貴美子。
 彼女は、何かに見られているような不安感につきまとわれていたが、ある夜、何かが彼女の寝室にやってきて、彼女を犯す。
 それ以来、すっかり貴美子は落ち着きを見せるが…」

・仲村計「幽界戯譚」
「幽霊云々の話から、仏教の話になる、文章半分・マンガ半分の作品」

・豊島U作「畸譚」
「気が狂った父親を一人で面倒看る、高校生の娘は、父親に犯されそうになるが、それは夢だった。が、しかし…」

・風忍「霊体人間」
「肉体を具えず、この世に産まれてきた神山一郎。
 彼は、魂が抜けたばかりの死にかけの人間の身体に入って、16歳まで存在してきた。
 しかし、彼が高校で恋をした時…」
 名作です。「ガバメントを持った少年」で復刻されております。

・藤原カムイ「ドンファンを読む」
「カルロス・カスタネダ「未知の次元」の紹介文と挿絵」
平成27年2月15・16・21日 ページ作成・執筆

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