道原かつみ「空白の悲鳴」(1988年6月4日初版・11月16日7刷発行)

・「界壁」(「ホラーハウス 1987年9月号」掲載)
「江坂奈緒は校舎の西階段が怖くてたまらない。
 ある日、そこへたむろしていた不良少女が失踪するという事件が起きる。
 西階段の秘密とは…?」

・「闇色に蠢く」(「ホラーハウス 1987年10月号」掲載)
「西階段の秘密を垣間見た奈緒は、恐怖のあまり登校拒否になる。
 そんな中、奈緒の親友、みどりが西階段の秘密を探ろうとする。
 みどりを止めようとして、奈緒は学校に駆けつけるが…」

・「空白の悲鳴」(「ホラーハウス 1988年2〜4月号」掲載)
「学校で、以前、行方不明になった不良少女の幽霊が出るという噂が出る。
〈向こう側の世界〉の住人が、人間の姿を借りて、こちら側に出てきているのだ。
 奈緒は真実を知ろうと、その不良少女の後をつけるが…」

 ラブクラフト入った学園ものです。
 話がちょっとわかりにくいものの、面白いです。(半年で7刷も出してます。)
 当時としては、かなりグロい内容だったのではないでしょうか?(「界壁」のラスト、記憶にあります…。)

平成27年1月24日 ページ作成・執筆

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