桑田次郎「劇画・失われたムー大陸」(1979年12月15日発行)

「惑星探査艇○○X号は地球に帰還するも、大陸は見渡す限り、水没していた。
 仕方なく、水面着陸を強行するが、探査艇は水没し、見習いの新人宇宙飛行士だけが生き残る。(着陸の際、シートベルトぐらい、締めといた方が良いと思う)
 彼が目覚めると、岩だらけの島に打ち上げられていた。
 頭の中で聞こえる声に従って、先に進むと、UFOのようなものがある。
 そこには、チャー博士と名乗る、車椅子の老人がいた。
 老人は、一万二千年前のムー大陸と同じように、地球に「地核の大変動」が起き、世界が水没したと話す。
 老人はムー大陸について造詣が深く、青年に、ムー大陸についての蘊蓄を延々と語る。
 そして、老人の発明した生命感応増幅装置によって、精神だけで、二人は過去のムー大陸へと旅立つ…」

 学研の高名な雑誌の名前にもなっている「ムー大陸」。
 とりあえず、ムー大陸がどんなものか知ってみたい方にはうってつけの一冊ではないでしょうか?
 この手のマンガは、ストーリーそっちのけ(というか、ストーリー性が稀薄)でマニアックな蘊蓄を繰り広げるのが常ですが、この作品では、大ベテランの桑田次郎先生ですので、先生の絵を眺めているだけでも充分、堪能できます。(ムー大陸の知識については、どんどん頭から抜けていきますが…)
 また、妙にスピリチュアルなところも、後に仏教に傾倒する桑田先生らしいかも。
 とにもかくにも、ラストが、羨まし過ぎて、死にそうです。(表紙の裸女はラストに関わりがあります。)

・備考
 カラーページにシミあり。

2020年8月5日(RIP 桑田次郎先生) ページ作成・執筆

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