門井文雄「劇画・幻のアトランチス」(1980年1月6日発行)

「売れない、フリーのルポライター虎葉乱は大学の恩師、平岩教授より連絡を受ける。
 教授によると、大学の研究所の前に、記憶喪失になった女性が倒れていたとのこと。
 女性に質問しても、流れ星を見た後のことは覚えていないという。
 ただし、意識を失っている時のうわ言は、明らかに別の言語であった。
 その言葉を詳しく調べようとした矢先に、女性は黒づくめの男二人によってさらわれる。
 平岩教授はその言語をバスク語に似ていると見て、スペインに向かう。
 そして、「ヘラクレスの柱」…ジブラルタル海峡へ。
 そこで明らかになる、アトランチス大陸の秘密とは?!」

 この類のマンガって解説のしようがないのであります。
 不確かな知識を絶対視して、主人公達が闇雲に突き進んでいきますので、読者は置いてけぼりなのであります。(まあ、それはそれで「味」なのであります。)
 ここは素直に門井文雄先生の劇画を味わうべきなのでしょうが、コミカルなところが浮いているような…。

平成27年1月23日 ページ作成・執筆

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