都島京弥「くだかれた闇」(220円/1966年2月頃?)


「ミラス画廊の受付嬢、美波アリサ。
 彼女を雇ってから、画廊の売り上げは上昇、社長からも一目置かれる。
 彼女は非常に美しく、人を魅了せずにはおかないが、男には目もくれず、郊外の西洋館で一人暮らしをしていた。
 だが、彼女が、画廊を訪れた貧乏画家の青年、浩介と会ってから、運命の歯車が回り出す。
 身寄りのない者同士のためか、二人は急速に接近し、遂には結婚。
 だが、結婚後、彼女の体調が徐々にすぐれなくなる。
 彼女が唯一摂るのはブドウ酒だけだが、ブドウ酒にしてはどうも味がおかしい。
 そんな時、彼女から妊娠したと告げられ、体調不良はそのせいと思われたのだが…。
 食事を摂ろうとしないアリサの正体とは…?」

 都島京弥先生の珍しい(ような気のする)怪奇マンガです。
 美波アリサの正体が気になる方もいると思いますので、ネタばれがきにならない方はこちらをクリック
 ラストの強烈さで魅せるタイプの作品です。

 巻末の「京弥通信」に、大学時代の先生の写真が載ってます。
 大学を卒業後に、漫画家として一本立ちをしたのでしょうか…謎です。

・備考
 ビニールカバー貼り付け。p35、青ボールペンでぐるぐる巻きの落書き。幾つか目立つシミ・汚れあり。pp74・75、pp82・83、pp120・121、ひどい汚れあり(汚れに伴う剥げもあり)。pp59・60、pp93・94、コマ内にひっかき傷。

2018年9月19日 ページ作成・執筆
 

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