さがみゆき「狂女花の墓」(220円)



「小高い丘にある、木立に囲まれた広大な屋敷。
 ここは元・子爵である椿大助の屋敷で、その孫の椿真由美という少女が住んでいた。
 夏休み、学友の北原透は真由美から手紙で避暑に来るよう誘われ、屋敷を訪問する。
 応対に出たのは、真由美のおばを名乗る女性で、真由美は病気なので、会えないと言う。
 そこへ、当の真由美が現れ、透を屋敷に招き入れる。
 真由美が透を屋敷に招いたのは、毎夜、恐ろしい夢に悩まされるためであった。
 その夢とは、真由美の亡くなった両親に関するものであった。
 父親の悲鳴が聞こえ、真由美が駆けつけると、ドア下から真っ赤な血が流れ出し、病院で死んだはずの母親がドアを開いて、姿を現す。
 そこで、いつも恐怖のあまり、目が覚めてしまうのであった。
 真由美と透はこの恐ろしい夢に隠された秘密を解き明かそうとするが…」

 ミステリー仕立ての作品ですが、若干混乱しており、よくわからない部分があります。
 恐らく、キャラクターの設定が曖昧なせいでしょう。
 さがみゆき先生のマンガの中では、あまり印象に残らない作品です。

・備考
 ビニールカバー貼り付け。後ろの遊び紙、折れと貸出票の剥がし痕あり。

平成27年11月17日 ページ作成・執筆

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