しきはるみ「怪談猫三味線」(220円)

「三味線を抱えて、日本調の歌で売り出した流行歌手、千草かおる。
 彼女の使う三味線が何故か、夜になると、家の使用人である礼子の枕元に飛んでいく。
 実は、マネージャーをやっている礼子の母親が、礼子が大切にしていた雄の三毛猫を三味線の皮に使っていたのであった。
 かおるが公演で外泊している間も、夜中、三味線は礼子の枕元に飛んできて、朝になると消えている。
 実際に、三味線が空を飛ぶ様を目の当たりにした礼子は、かおるに三味線のいわくを尋ねることにする。
 翌日、礼子は公演会場に衣装を持っていくが、その時、三味線がかおるの手を離れ、礼子のもとへ宙を飛んでいく。
 観客はマジックと大喜びするものの、かおるとその母親にとっては気味が悪くて仕方がない。
 二人は三味線を処分しようとするのだが…」

「猫三味線」のインパクトあるビジュアルで面白そう!!…と思うかもしれませんが、ストーリーがイマイチです…。
 後半、ラストに向けて、かなり「フヌケ」な展開でして…でも、まあ、猫の祟りの恐ろしさだけはしっかりと伝わりました。
 とりあえずは、「猫三味線」の画像をどうぞ。


・備考
 ビニールカバーの剥がし痕あり。カバー貼り付け、また、歪みや焼けあり。前後の遊び紙、貸本店のスタンプ及びボールペンでの数字の書き込みを黒マジックで消してある。

2016年4月12日 ページ作成・執筆

東京漫画出版社・リストに戻る

貸本ページに戻る

メインページに戻る