森由岐子「お化け女中っ子」(220円)

「香川県の田舎町に建てられた、モダンな邸宅。
 そこには、大会社の社長、岩見大次郎とその妻、志津子、そして、一人娘の眉子の三人家族が住んでいた。
 ここに移ったのは、病弱な眉子の静養のためであったが、大次郎は会社が東京にあるために、月に一、二度しか家に帰らない。
 ある雨の日の夕方、岩見家を、一人の少女が訪れる。
 彼女は、野中珠子という名で、天涯孤独の身の上であり、表の「女中募集」の貼り紙を見て、働きたいと申し出る。
 住み込みで雇われた珠子はまめに働き、病弱な眉子と友達となる。
 だが、家に帰った大次郎は、珠子の顔を一目見るなり、顔色を変える。
 また、眉子は、珠子の部屋で、謎の中年女性の姿を見て以来、神経過敏症となる。
 奇怪な出来事が続く中、大次郎が何か秘密の鍵を握っているようなのだが…。
 岩見家に出没する、中年女性の正体とは…?
 そして、珠子の過去とは…?」

・備考
 ビニールカバー貼り付け。小口からページに幾つも「名古屋マンガ図書館」の押印あり(次第に殺意が高まってきます)。前後の見開きの袖、紙テープで補強。

2018年9月4日 ページ作成・執筆

東京漫画出版社・リストに戻る

貸本ページに戻る

メインページに戻る