山本賢治「乙女のはらわた」(2021年8月16日第1刷発行)

・「MICROGIRLS・前編」(「リョナキング」VOL.13)
「女子高生、辺見つばさが家に戻ると、自分の部屋で小さな少女たちがポテトチップスを食べていた。
 少女たち(ジュアン、ジュン、ジェリー、ジュラ)は宇宙人で、彼女たちの星はあらゆるものを縮める放射線Ha線により崩壊。
 彼女たちは脱出したものの、放射線の影響により身体が縮み、更に、辿り着いた地球ではミュータント化した仲間、ネクロレディと戦争になっていた。
 本隊とはぐれた彼女たちはつばさに匿ってくれるよう頼む…」

・「MICROGIRLS・中編」(「リョナキング」VOL.14)
「ネクロレディは動物を操ることができ、カラスの群れにジュラは殺される。
 カラスはつばさの部屋にまで侵入し、このままではジュアンたちの命も時間の問題。
 そこで、ジュンが囮になる間、つばさ・ジュアン、ジェリーは「ウェポン」のもとに向かうこととなるのだが…」

・「MICROGIRLS・後編」(「リョナキング」VOL.15)
「探知機によると、「ウェポン」は公園にあるらしい。
 しかし、スズメバチの群れやトイレではネズミの群れに襲われる。
 ようやく「ウェポン」を見つけるも…」

・「くノ一血風帖」(「リョナキング」VOL.4)
「篝火・漁火のくノ一姉妹は抜け忍として追われる身であった。
 ある夜、廃村を見つけ、そこで休もうとするも、そこには三人の追手が先回りしていた。
 篝火は自分が相手にしている間に漁火を逃がそうとするが、あっさり殺されてしまう。
 漁火も嬲り殺しにされるが…」

・「キラーネーム」(「リョナキング」VOL.2)
「中年とおデブオヤジと若い娘(キューティハニー似)がセックスしていると、サイレンサーを持った女が現れる。
 彼女は殺し屋であったが、オヤジとセックスしている女は彼のボディーガードであった。
 腕はボディーガードの方が上で、女殺し屋は捕らえられる。
 ボディガードは依頼主を吐かすために凄惨な拷問にかけるが、女殺し屋には一発逆転のある手があった…」

・「弾道メカ ザンスカッド 第1話」(「リョナキング」VOL.8)
「全人類抹殺を目論む魔神宮軍団。
 亡霊機獣バルカルが町を破壊し、人々を殺戮するが、その前に弾道メカ・ザンスカッドが立ちはだかる。
(ザンスカッドの操縦者は大名舞、ニト・ログーリ、泉香花火の三人)
 ザンスカッドは必殺の「ブラストエレクトロン」を放つも、敵はバリアで防いでしまう。
 更に、ザンスカッドは動きを封じられてしまい…」

・「弾道メカ ザンスカッド 第2話」(「リョナキング」VOL.10)
「魔神宮軍団のボスの目的はパイロットを皆殺しにして、ザンスカッドを奪うこと。
 積年の恨みを晴らすことも兼ねて、下から順番に一人ずつ嬲り殺しにしていく…」

・「弾道メカ ザンスカッド 第3話」(「リョナキング」VOL.11)
「最後の一人になった大名舞も絶体絶命の危機。
 彼女の脳裏には三人ユニット「The Explotion」の記憶が甦る。
 大名舞たち三人はこのユニットでアイドル活動することがザンスカッドに乗る条件であった。
 舞はアイドル活動が嫌で控室をとび出すのだが…」

・「弾道メカ ザンスカッド 最終話」(「リョナキング」VOL.12)
「ザンスカッドの危機に新ロボットグランイージスが助けにやって来る。
 瀕死の大名舞の耳にある事実が告げられるのだが…。
 最後の最後に彼女は意地を見せつける…」

 「カオティックルーン」で有名な山本賢治先生の初の「リョナ(猟奇オナニー)」単行本です。
 帯によると、作者が「好きなモノだけを描いた」そうで、内容は「人体破壊」の嵐。
 ストーリーは一応あるものの、可憐なヒロインがあんな手やこんな手でぐちゃぐちゃに解体される描写がメインかつ見せ場です。
 と言っても、「リョナ」の世界には氏賀Y太先生という頂点を極めた方がいらっしゃいまして、氏賀Y太先生の作品と較べると、残虐度はかなりマシです。
 そういうワケで、「リョナ」初心者の方にはいいのではないでしょうか。(勧めてもいいのか…?)
 あと、「成年コミック」扱いですが、セックスシーンがあるのは「キラーネーム」だけで、全体的にエロ度は低めです。
 まあ、夾雑物がない分、人体破壊を集中して楽しむことができる…かも…。

2024年4月11日 ページ作成・執筆

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