アオキリン「血を呼ぶ魔剣」(1986年6月25日初版発行)
「楠木絵里・真美の姉妹は、父親が海外出張中、マンションで二人暮らし。
姉の絵里は、美人で、人気のあるTVレポーター、一方の真美は平凡な女子高生。
ある日、絵里は、四十年間、封鎖されていた、横浜の外国人屋敷を撮影のために訪れる。
そこには奇妙な祭壇があり、祭壇の下から赤い短剣が発見される。
絵美はうっかりその短剣で指を傷つけてしまうが、この短剣はデーヴァと呼ばれる悪魔の化身、ネクロモスの剣であった。
デーヴァは絵美に憑りつき、考古学の教授を手始めに、次々に人を殺しては、血を吸い尽くす。
魔剣に心身ともに蝕まれていく絵美は、テレビ局を休み、婚約者の柴田健二に別れを告げる。
真美が姉の異変に心を痛めていると、ある日、姉妹のもとを謎の老人が訪れ、剣を渡すよう頼む。
絵美は老人を追い返すが、真美は彼を追いかけ、魔剣について詳しい話を聞かされる。
一方、絵美は、身体も人格もデーヴァに支配されていきつつも、妹を守るために、必死に抵抗していた。
しかし、次の満月の夜、魔剣が絵美の心臓に突き立てられた時、絵美は完全に悪魔の手に落ちる。
絵美・真美の姉妹の運命は…?」
2017年9月14日 ページ作成・執筆