谷間夢路「墓場の姉妹@」(1989年5月15日初版発行)
「美香といずみは双子の姉妹。
だが、二人の出産にはある秘密があった。
先に産まれたのは美香であったが、その時に、双子であることが判明。
更に、次に産まれたいずみの顔を見た母親はショック死してしまう。
姉妹は成長し、中学生になった頃から、いずみは妙に勘が鋭くなる。
更に、急に額から出血し、血文字で美香の危機を知ったり、突如、おかしな潰瘍が顔半分にでき、美香と父親に移したりと異様な出来事が立て続けに起きる。
彼女がそのことを悩んでいると、出雲深山という女霊能者と出会う。
出雲深山は、双子の妹と助け合って生きていかなければ、二人は救われないと助言して立ち去る。
実は、いずみの背後には守護霊がおらず、多くの死霊が憑いていた。
その理由とは…?
そして、姉妹が救われるには…?」
谷間夢路先生の作品らしく、テキト〜なストーリーにテキト〜な絵(「エクソシスト」の影響大)ですが、まあ、そこそこ読めてしまいます。
ただ、一巻だけで終わっているので、内容が中途半端なのが残念。
続刊があれば、また評価が違ったかもしれません。(全く変わらない可能性もあります。)
エロ漫画で取った杵柄か、やけに生臭い描写が多く、あのスカスカな描線でここまで色気を出すのは大したものだと感心しました。
ちなみに、先に産まれた美香を妹と扱っているところに時代を感じます。(現代では先に産まれた方が姉です。)
・備考
ボロい。
2024年5月9日 ページ作成・執筆