奈々巻かなこ「夜市」(恒川光太郎・原作/2018年11月25日初版発行)

 恒川光太郎先生の異世界ホラーの名作「夜市」を奈々巻かなこ先生がコミカライズしたものです。
 「月刊ミステリーボニータ」にて2018年7月号〜10月号にかけて四話連載されました。
 作者が「ずっと漫画化を夢見て」ただけあって、原作の雰囲気を的確に捉え、実によくまとまってます。
 内容は基本、原作通りですが、作者の思い入れ故か、若干の変更があります。(ヒロインが主人公に想いを寄せていたり、p118の老紳士の質問等)
 でも、原作の世界観を損なうようなことはなく、これはこれでOKかと思います。
 ちなみに、漫画で興味を持たれた方は原作に挑戦してみては如何でしょうか?
 90ページぐらいの中編で、文章も読みやすく、メランコリック・ホラーの名作の一つですので、読まれて損はありません。
 恒川光太郎先生の作品の全てを読んだわけではありませんが、沖縄を舞台にした短編集「私はフーイー」もかなり読みごたえがありましたよ。

2025年10月23日 ページ作成・執筆

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