ひよどり祥子「死人の声をきくがよいE」(2015年8月1日初版発行)
岸田純は霊視能力を持つ、虚弱な高校生。(鼻血は怪異の予兆。)
彼のそばには幼なじみで非業の死を遂げた早川涼子の霊が常に寄り添っていた。(意思疎通は常に身振り手振り。)
二人(?)は様々な怪事件に巻き込まれるのだが…。
・「第34話 迷い世界(前編)」(「チャンピオンRED」2015年2月号)
「冬のある日、純が普段通り登校すると、生徒たちの彼を見る目がおかしい。
教室では彼の机に花瓶が置かれてあり、純を見た小泉は腰を抜かす。
更に、殺されたはずの早川涼子が生きていて、彼に抱きついてくる。
実は、純はパラレルワールドに迷い込んでおり、この世界では早川涼子の代わりに岸田純が保健の吉本先生に殺されていた。
そして、早川涼子の背後には岸田純の幽霊が…」
・「第35話 迷い世界(後編)」(「チャンピオンRED」2015年3月号)
「パラレルワールドで純はホームレスと出会う。
彼は元・歌手で、ステージに立っている最中に四十年前のこの世界に移動してきたという。
彼の妻は交通事故で亡くなっていたが、この加害者は早川涼子が未来で産む男児であった。
彼は妻の命を救うため、早川涼子を殺そうと目論み、純はこれを阻止しようとするのだが…」
・「第36話 ゴーストキッス」(「チャンピオンRED」2015年4月号)
「『ゴースト』による殺人が再開される。
それに感応されてか、純は度々鼻血を出し、ゴーストの話を聞く度に、コンビニの少女が頭に浮かぶ。
ある日、彼は図書館で「連続殺人基の心理学」という本を手に取る。
その本の間には「ゴースト」から岸田純に向けた手紙が挟まれていた…」
・「第37話 青葉町七不思議・血染めの碁盤」(「チャンピオンRED」2015年5月号)
「病院で純は江口と出会う。
江口は茶道部のメンバーと一緒で、彼女たちは皆、ケガをしていた。
江口によると、茶道の稽古の後、小山田部長の家にお邪魔する。
家には亡くなった祖母の遺品の碁盤があり、それで五目並べをしようとするも、その後は記憶がないという。
純は荷物を取りに行くのに付き添い、小山田部長の家でその碁盤を目にする。
碁盤にはヘンなシミがあり、よく見ようとすると、頭がくらくらしてきて、どんどん殺意がわいてくる。
それは江口たちも同様で、純は彼女たちにボコボコにされ、命からがら逃げだす。
翌朝、江口が純に挨拶してくる。
彼女は平常に戻っており、昨日のことは全く覚えていなかった。
彼女は「ショック!残酷!青葉町七不思議」という本を純に見せるが、その本には…」
・「第38話 ぼくらのゾンビ先生」(「チャンピオンRED」2015年6月号)
「純は小泉の妹、あいかから相談を受ける。
あいかのクラスに山野みよ子という教育実習生が来る。
山野先生は薄気味が悪く、動きがぎこちない。
翌日、正太という男子が山野先生が交通事故に遭い、片腕が取れるも、その場から歩いて去るのを見たと話す。
誰も信じない中、健一という男子が山野先生に直接聞きに行って、行方不明になる。
正太はあいかに山野先生はゾンビだと主張し、ゾンビの弱点は塩だと教える。
その正太も行方不明になり、あいかは次は自分の番だと心配していたのであった。
とりあえず、純が交通事故の現場に向かうと…」
・「第39話 ウサギ島の亡霊」(「チャンピオンRED」2015年7月号)
「崎江島は人口五十人程度の小さな島だが、大量のウサギが繁殖しているので知られていた。
島には過去、旧日本軍が化学兵器の研究を行っていたとも言われ、ウサギはその研究に用いられていたらしい。
式野はウサギを愛でて喜んでいたが、突如、足元が崩落し、純と小泉を道連れにして落ちる。
そこは防空壕のようであったが、旧日本軍の亡霊が屯していた。
とりあえず、三人が奥への通路を進むと、自決したような死体のある部屋がある。
研究室にしては妙なものが多く、訝っていると、式野は何か動くものを目にする。
純と小泉に確認させていたところ、彼女は複数の化け物のようなものにさらわれてしまう。
彼女が連れていかれたところで目にしたものとは…?
そして、この島で行われていた研究とは…?」
「第37話 青葉町七不思議・血染めの碁盤」での、めくれそうになるスカートをおさえる早川涼子に胸キュンです。
無表情なところがいいんだ!!
2025年8月28・29日 ページ作成・執筆