井上三太「惨家A」(2022年8月1日初版発行)

「『うまくいかない世の中ムシャクシャしますね。1発デカい事しませんか?』というツイート。
 この呼びかけをきっかけに三人の男がファミリーレストランに集まる。
 呼びかけたのが「13号」という坊主頭の青年で、呼びかけに応えたのが、歌舞伎町でホストをしている「プリン」と女とヤることしか頭にないヤクザ崩れの「ハゲガッパ」。
 彼らは帰宅途中の佐津川奈緒美(27歳)というOLを車に拉致し、人里離れた山奥のパーキングに向かう。
 彼らの目当ては金であったが、佐津川は母親のために一千万円も貯めているのがわかり、プリンとハゲガッパは舞い上がる。
 しかし、彼女は決してカードの暗証番号を教えようとはしない。
 彼女のあまりの強情さに彼らは暗証番号を聞いた後、彼女を殺す計画を立てるが、徐々に「13号」の本性が露わになる。
 一方、佐津川奈緒美を心配し、「ジュン」がスマホのGPSの場所に向かっていた…」

 今回は、三人のはみだし者による女性拉致事件が「13号」の暴走により予想外の方向へ横滑りしていく内容です。
 相変わらず、サディスティックではありますが、ブラック・ユーモア風味で多少読みやすいのではないでしょうか?
 あと、ヒロインのタフさはなかなかのものです。

2026年7月14日 ページ作成・執筆

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