井上三太「惨家B」(2023年5月1日初版発行)

「Mr.タレ目は自殺請負人。
 彼はSNSで一緒に自殺してくれる人を募集する。
 しかし、実際の所、彼は「自殺執行人」で、自殺志願者を自分のアパートの部屋で睡眠薬入りの缶チューハイで酩酊させた後、若い女性であれば気絶させて犯してから、首を絞めて殺害。
 そして、死体は浴室で解体し、クーラーボックスに詰めていた。
 自殺志願者は引きも切らず、Mr.タレ目は大忙し。
 ある時、「たんぽぽ」という自殺志願の女性と一緒に「13号」と名乗る青年がMr.タレ目の前に現れる。
 「13号」は「もう一人の人格」が悪さをするのを止めるためにはこの肉体を止めるしかないと話すが、どうも要領を得ない。
 とりあえず、Mr.タレ目はアパー「たんぽぽ」と「13号」をアパートに連れて行くのだが…」

 非常に危険な内容です。
 粗筋を少し読むだけでわかりますが、「座間事件」をモチーフにしております。
 殺人シーンだけでなく、死体解体シーンもしっかりあって(動物の解体動画とダブらせてぼやかしておりますが)、よくもまあ、成人指定を食らわなかったものと感心します。(レイプ・シーンでは露骨な描写を避けているせいかもしれませんが。)
 斯様に陰惨極まりない内容ではありますが、「Mr.タレ目」のどこかとぼけたキャラのおかげで、白日夢めいた趣があり、そこが漫画としての面白さにつながっているように思います。

2026年7月15日 ページ作成・執筆

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