中岡俊哉「心霊恐怖現象30話」(1974年6月20日初版発行)
・T 怨霊
第1話 コンクリート詰めの死体
第2話 亡霊に呪われた野戦病院
第3話 00九八八小銃の呪い
第4話 九本指の女の怨霊
第5話 ロクトン兵営の惨劇
第6話 呪われた「死の鉄道」建設
第7話 銃殺された少年の霊
第8話 死体の肉を食べる悪魔
第9話 少女の生血を吸う美女
・U 相霊
第10話 死者からの電話
第11話 百キロの海を泳ぐ死体
第12話 新妻を生き返らせた男
第13話 孔子廟の地獄図
第14話 ミイラの美女を愛した兵隊
第15話 絵から抜けだしたモデル
第16話 身代わりのマスコット
・V 蘇生
第17話 生き返った銃殺者
第18話 孤島に三百年生きる不老少女
・W 善霊
第19話 小隊を救った兵長の霊
第20話 空を飛んできた死体
第21話 兄を救う弟の霊魂
第22話 亡母に護られる不死身の男
第23話 アメリカ兵を苦しめる謎の声
・X 地縛霊
第24話 写真に浮きでた生埋め兵
第25話 妖怪山荘のロバと生首
第26話 壁からさまよい出た女の姿
第27話 恐怖の血の海
・Y 蒸発現象
第28話 仏塔の壁に呑まれた隊長
第29話 目の前で蒸発した戦友
第30話 霧の中に消えたトラック
1960年代半ば頃に発行された「戦場の怪25話」に(恐らく)ベトナム戦争関連の五話を加えて、再刊したものです。
「戦場で起きた心霊現象」がメインで、大東亜戦争・朝鮮戦争・ベトナム戦争が扱われておりますが、中岡俊哉先生は中国に出征していた過去があるため、日中戦争のエピソードが最も多いです。(1話・15話・29話は著者の実体験なのでしょうか?)
日中戦争は日本国外で起きていたせいか、さほど話題に上がらないようなので、興味深く読みました。
ただ、内容的には真偽の定かでない、荒唐無稽なエピソードが幾つも入り混じっており、まあ、相変わらずの中岡俊哉・節です。
本書の挿絵は荒木紀章(aka 南一平)先生が担当しております。
幻想的かつ美麗(たまに妖艶)な挿絵の数々を見るためだけでも本書を入手する価値はあると思います。
・備考
最終ページに読んだ日(?)の記入あり。