三津田信三「誰かの家」(2015年7月6日第一刷発行)
収録作品
・「つれていくもの」(「メフィスト」2012年VOL.2)
・「あとあとさん」(「メフィスト」2012年VOL.3)
・「ドールハウスの怪」(「メフィスト」2013年VOL.2)
・「湯治場の客」(「メフィスト」2014年VOL.2)
・「御塚様参り」(「メフィスト」2014年VOL.3)
・「誰かの家」(「メフィスト」2015年VOL.1)
帯によると、三津田信三先生の三冊目の短編集とのことです。
三津田信三先生については不勉強ゆえに「スラッシャー 廃園の殺人」しか読んだことがなく、深い話はできませんが、この短編集では個人的な体験や経験がストーリーの出発点になっており、どのような人物か窺わせて興味深く思いました。
個人的には、この本では人形を扱った「ドールハウスの怪」と「誰かの家」が印象深かったです。
特に、表題作の「誰かの家」はベストで、これはかなり怖い!!
砕けた語り口が不良がかった男子中学生の不安定な心理を鮮やかに浮かび上がらせて、実に臨場感があります。
表紙・扉絵イラストは西塚em先生。
西塚em先生は三津田信三先生の「死相学探偵」のコミカライズも担当しております。