並木伸一郎・監修「エイリアン誘拐事件ファイル」(2007年5月6日初版発行)

・「プロローグ エイリアンとのファーストコンタクト」(作画/寝猫)
「徳山洋と並木メイはサークルの先輩・後輩の関係。
 大のオカルト・マニアである彼は、彼女のおじが並木伸一郎と聞き、彼女について、おじの家を訪れる。
 並木伸一郎は、UFOを全く信じない彼女に、著名なUFO関連事件(ケネス・アーノルドがUFOを目撃した事件、ロズウェル事件、マンテル大尉事件、ゴーマン事件、ソコロ事件)について語る…」

・「エイリアン・アブダクション file001」(コラム)
「1975年2月23日、山梨県甲府市で二人の少年がUFOと宇宙人を見たという「甲府事件」について」

・「第1章 最初のアブダクション事件」(作画/愛嶋稜)
「話題はUFOの目撃、宇宙人との遭遇から、エイリアンによるアブダクション(誘拐)に移る。
 そこで、まず1961年に起きた、有名な「ヒル夫妻事件」について語られる…」

・「第2章 続発する空からの誘拐」(作画/夢末さくら)
「1966年、「ヒル夫妻事件」を扱った「宇宙誘拐」(ジョン・G・フラー著)が出版されると、数多くのアブダクション体験が報告されるようになる。
 その中で、1967年の「アンドレアソン事件」「シャーマー事件」等について語られる。
 多くのアブダクション報告で、宇宙人には様々なタイプがあり、大別すると
@ヒューマノイド(人間型)
Aアニマリアン(動物型)
Bロボット
Cエキゾチック(異型)
Dアバリショナル(幽霊)
 の五種類に分けられるとのこと…」

・「エイリアン・アブダクション file002」(コラム)
「テネシー州に住むアンジー・ジェネカフ(仮名)という女性がエイリアンや軍人に何度もさらわれる話」

・「第3章 アンチ・アブダクション」(作画/史都玲沙)
「並木メイはUFOについて調べて来て、おじと洋に対して疑問をぶつける。
 アブダクションの決定的な証拠となるものは?
 逆行催眠による報告は信憑性があるのか?
 アブダクションされた人は物理的にありえない体験をしているが何故か?
 地球で目撃されているエイリアンの種類は多過ぎないか?
 それに対する回答とは…」

・「第4章 アダムスキーと金星人」(作画/石田カスタ)
「史上最大のコンタクティ(遭遇者)と呼ばれるジョージ・アダムスキー。
 宇宙人と25回もコンタクトをし、また、多くの著作を執筆した彼の生涯と、現在の評価について語る…」

・「エイリアン・アブダクション file003」(コラム)
「プエルトリコの元警察官、イバン・リベラが、死にかけていた時、エイリアンにさらわれ、その後、回復した話」

・「第5章 エイリアンの交雑実験」(作画/つかさき有)
「1957年の「アントニオ・ヴィラス・ボアズ事件」や1983年の「キャシー・ディビス事件」等の、エイリアンとセックスをしたという報告。
 エイリアンと人類は交雑できるのか?
 そして、エイリアンの目的は…?」

・「第6章 アブダクションと政府陰謀論」(作画/空路)
「アブダクションやキャトルミューティレーション(何者かに家畜が奇妙な殺され方をすること)は「人類に対する敵対行為」と考えることができる。
 だが、時の政府はそのような報告をほとんど黙殺しているらしい。
 そこに、政府はエイリアンと取引をしていると言う陰謀論が生まれる…」

・「エイリアン・アブダクション file004」(コラム)
「宇宙人研究者たちの相次ぐ謎の死について」

・「エピローグ 人類とエイリアンの7つのステップ」(作画/水木繁)
「UFOジャーナリスト、フランク・エドワーズはエイリアンが7段階の地球監視プログラムに沿って行動していると考えていた。
 第一段階は、何千年というスパンで長期の観察を行うというもの。
 第二段階は、無人UFOに寄る調査。
 第三段階は、エイリアンが搭乗するUFOがより細かな観察をする。
 第四段階は、地球の軍事力を判断する調査。
 第五段階は、人口密度の低い地域に着陸し、動植物を採取する。
 第六段階は、示威的にUFOとそのクルーが多数の人々に姿を見せて、基本的なアプローチをする。
 そして、最終段階は、ついにエイリアンと人類が接触するという。
 人類は、エイリアンと接触する最終段階に到達しているのであろうか…?」

 まあ、何と言いますが、眉に唾を付けて読むような、「ムー」的な内容です。
 それでも、この一冊を読めば、UFOやエイリアンについて、基本的な情報をある程度、得ることができますので、サブカルチャーやオカルトに興味のある人は読んで、損はないかもしれません。(得もないかもしれませんが…。)

2022年1月16日 ページ作成・執筆

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